有名バーチャルユーチューバーも愛用しているPCアニメーションアプリ!ウェブカムを使い、魅力的なキャラクターになりきることができます!キズナアイやねこますといった有名配信主も使っているのでVユーチューバーを目指すなら要チェックアイテムです!WEBカメラをもっと有効活用したい人や動画配信をもっと盛り上げたいあなたにオススメのPCアプリです!
自分がキャラクター化する
『FaceRig』はWEBカメラを応用することでバーチャルなキャラクターになることができるソフトウェアです。正確には顔の座標をカメラで検知し、それを『Facerig』上のキャラクターに適用することで同じように画面上のキャラクターを動かせるという形になります。
手がけるのはルーマニアの「Holotech Studios」でPCゲームに注力しアップデートも頻繁に行われている状況です。Steamにて1,480円で販売中の本作についてみていきましょう。
安価なフェイストラッキング環境
IT技術の分野の1つにフェイストラッキングというものがあります。これは顔の位置や表情を検知する技術で、昔から様々な方法が試みられてきました。
その具体的な技術の内容はともかくとして『Facerig』は正にフェイストラッキングを利用したソフトウェアなのです。
しかもフェイストラッキングに使用する機材は専門的なものでなくて良く、市販されているWEBカメラで十分。しかも安価なものでも全く構いません。
超高額な専用のソフトウェアも撮影機材も要らず、ただ単に『Facerig』とWEBカメラだけがあれば必要十分なフェイストラッキングの環境は揃ってしまうのです。
デフォルトで入っている様々な3Dキャラ
アバターについても既にデフォルトで様々なものが用意されています。これらは全て3Dモデルでありバリエーションも豊富です。
一般的に『Facerig』用のオリジナルアバターの作成を依頼するとかなりの高額になるため、費用を一切アバターに割くことなく使えるというのはとてもお得といえます。
デフォルトで使用できるキャラクターには以下のようなものが揃っている形です。
ゴーグルを着けたアライグマ
猫
角の生えた女の子
アニメ調の魔女
リアル系のおじいさん
キャラクターのようなペンギン
柴犬
などなど
バリエーションは豊富でタッチも様々です。リアル系からデフォルメされキャラクター化したものまでが揃っているので、デフォルトのアバターを使うだけでも楽しいでしょう。
バーチャルユーチューバーにもなれる
2017年ごろから盛り上がりを見せるようになったバーチャルユーチューバーという文化の中でも『Facerig』はよく利用されています。
というかデフォルトのアバターを見るとバーチャルユーチューバーとして活動している方と同じモデルをいくつか見つけることができるかもしれません。
バーチャルユーチューバーは当初、キズナアイさんを始めとする全身フルトラッキングな方々や完全CGな方々がよく知られていました。
ですがその後、界隈が盛り上がりをみせるにつれ『Facerig』や携帯アプリによって動作するアバターを使って活動する方々もバーチャルユーチューバーと名乗るようになった形です。元々定義されていない言葉なのでどんどん言葉の適用範囲が広がっていったのでしょう。
そのため『Facerig』を使えば今からでも直ぐにバーチャルユーチューバーとして活動を始めることができます。ただ事前に動画編集環境や配信環境について考えなければならないかもしれません。
配信時にはスペックが必要
『Facerig』はそこまで重いソフトウェアではありませんが、推奨環境には「メモリー:4 GB」とあるように大量のメモリを消費してしまいます。
また配信用ソフトとして知られる『OBS Studio』を起動するのにもリソースは必要ですし、ゲーム配信をするならゲームを起動するためにもリソースがかかるのです。
特に重くないゲームを配信しようとしても、全体的な処理の量はかなりのものとなるのでこの点には注意しておきましょう。特にメモリの量には気をつけておく必要があります。
色々な形で活用可能
実は『Facerig』を使う上でWEBカメラは必要な周辺機器ではありません。
キャラクターを表示するだけでも使えますし、固有のアクションを設定しておけば適宜動かすことだってできます。
さらにマイクがあればリップシンク機能だけを使うことができ、それだけでも用途を満たせるかもしれません。
『Facerig』には色んな可能性が秘められています。活用次第で必要な周辺機器もパソコンのスペックも異なるので色々と試してみると良いでしょう。
ライセンスに注意
『Facerig』を使った動画などで収益を得ようとする場合、ライセンスに注意する必要があります。
YoutubeないしTwitchに掲載した動画コンテンツによる月の収益が500ドルを超える場合、DLCの『FaceRig Pro Upgrade』(6,580円)を購入しなければいけません。
また、何の制限も無い商業利用をしたい場合はより上位のライセンスである『FaceRig Studio – Personal』(34,000円)を購入したり個別に問い合わせをする必要があります。
自由なツールですが収益化に挑んで成功した際にはライセンスの取扱いに注意しておく必要があるでしょう。
バーチャル世界への入口
『Facerig』は自分のアバターを表示することができるソフトウェアです。
WEBカメラを使えばフェイストラッキングにより生きているようにキャラクターが動作しますし、マイクがあればリップシンクにより本当に喋っているように動くでしょう。非常に安価でバーチャル世界へ入ることができるソフトウェアとなっています。
使い道としてはSkypeでビデオ通話するときに使うこともできますし、動画コンテンツの作成・配信にも利用できるでしょう。
また『FaceRig Live2D Module』(398円)を導入することで美少女アバターが揃っているLive2Dと連携をとることができるようになります。Live2Dは疑似3D表現として魅力のある技術なので『Facerig』と一緒にチェックしてみると良いでしょう。
2018年に突入してからますますバーチャルの世界が盛り上がるようになりました。この流れはこれからも続いていくでしょう。今からでも『Facerig』に触れておくと何らかの活動のきっかけになるかもしれません。