名作FPS「Half-Life」の高画質リメイク版!ストーリーはそのままに、高画質でゴードン・フリーマンの戦いをもう一度遊べます!高画質のリメイク版である為、より綺麗なグラフィックで遊びたい既プレイ方にもおすすめのオンラインゲームです!名作が名作たる所以をぜひ体感してみてください!
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紹介元:Gggmanlives様
ゲーム概要
熱狂的なファンによるリメイク作品
『Black Mesa』は1998年に「Valve」が手がけたホラー色の強いFPS『Half-Life』のリメイク版です。それも開発者の手によるものではなくファンメイドであり、少々複雑な事情を抱えた作品だったりします。
ストーリー自体は『Half-Life』通りとなるのですが、グラフィックを一新している形です。そのため、より高画質に『Half-Life』を楽しみたい場合にプレイしたい作品といえるでしょう。
steamにて早期アクセスゲームとしてリリース中、価格は1,980円の本作についてしっかりとみていきましょう。
無料のMODから有料化へ
本作は元々『Half-Life 2』のMod(改造データ)として2004年から開発が始まりました。手がけるのは有志のメンバーであり、開発会社は関わっていません。13名2チームの開発はやがて1チームに統合され世界中の40名の有志による開発が続けられることになります。ですが次第にその勢いは衰え開発中止の噂も流れるようになりました。
ですが2015年、steamに登場した本作は早期アクセスゲームとして販売されるようになりました。形式としては最終章の「Xen」を含む全てのストーリーが有料版でプレイでき「Xen」以外のストーリーは引き続き無料版でプレイできる形(Moddbにて公開中、Steamのツールから『Source SDK Base 2007』をインストールする必要あり)です。
なお開発期限は2017年としていましたが2018年に延長されてしまいました。2004年から考えると14年間も続いているプロジェクトということになります。進捗度合いは常にsteam上で報告されているので気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
ストーリー:大事故により変貌する研究所
プレイヤーはニューメキシコに存在するという設定の研究所「Black Mesa」の研究員「ゴードン・フリーマン博士」という男性です。自動で進むモノレールに乗っていると館内放送が聞こえ、次第に「Black Mesa」が何をしているところなのかがうっすらと分かってきます。いわく「理論物理学やバイオ工学に長けた人物を募集している」ことや「定期的な放射線検査や生物汚染検査が義務付けられている」とのこと。
ともかくゴードンは仕事をするためにハザードスーツを着て研究設備の地下へと赴くことになります。そこで「テスト・チェンバー」にて何らかのサンプルを設置するよう言われるのでした。激しいエネルギーを噴出している装置に謎のサンプルを設置すると研究員達は慌てふためきパニックに陥り、大事故が発生してしまいます。
事故後の研究所の被害は甚大ですが、それよりも恐ろしいのは奇妙な生物が現れた事です。彼らは白衣を着ており暴力的、人間を見つけると襲い掛かってきます。
一体彼らは何者なのか、一体何が起きてしまったのか、プレイヤーは謎を抱えたまま研究所を探索することになるのでした。
本編は19のチャプターで構成
本作は原作同様、19のチャプターで構成されています。そして現在開発中なのが終盤のチャプター「Xen・Gonarch’s Lair・Interloper・Nihilanth・End Game」です。
長らく「Xen」の開発でストップしていましたが、2018年6月22日のアナウンスによると「XenとGonarch’s Lairだけでプレイ時間が2時間超えました。原作ではXen以降のチャプターを合わせて1時間だったのに!」と述べているため、コンテンツ量が増えている可能性があります。
なおあくまでも開発中の情報なので、実際に「Xen」以降のチャプターがリリースされるのがいつになるのかは分かりません。
演出が豊かなFPS
FPSというと銃を撃って相手を倒すというのが基本ルールであり、この分野の作品は登場する銃器やゲームシステムによって差別化を図るものです。ですが本作はストーリーや展開、演出といった部分に力を入れた作品といえるでしょう。むしろストーリーの序盤は銃すら持てず、しばらくは敵に対して攻撃をすることすらできません。それもそのはず、ただの研究員が銃を所持してよいわけがないのです。言われれば確かにそうなのですが、中々リアリティのある演出といえます。
また、本作に登場する人物はよく喋ります。例えば銃を持たずにいるときに随行してくれる警備員は状況に応じて話しかけてくれますし、世間話しまでしてくれるほどです。危機的な状況にも関わらず「なあこのベスト着てると太って見えないか?」などと話しかけてきたりします。非日常的な環境で日常的な会話をするところに生々しさを感じることができるでしょう。
このように、本作は演出が巧みなので自然とゲーム世界に没入することができるはずです。FPSに対してゲームシステムなどに注目が集まりがちですが、本作では演出とストーリーに目を向けることになるでしょう。
飛躍的に進化した画質
本作は1998年にリリースされた『Half-Life』のリメイク版なのですが、その画質は比較にならないほど良いものとなっています。例えるならプレイステーションやセガサターンのグラフィックがプレイステーション2になったようなものといえるでしょう。流石に現行ゲームのグラフィックには劣りますが、それでも格段に綺麗になりました。
長期に渡る開発の中でゲームエンジンのSourceを2013年版のものにしたり、独自に描画エンジンへ改造を施したりとグラフィックの改良には力を入れています。本作はいまだ開発中なので、まだグラフィックが進化する可能性すらあるでしょう。
まとめ:名作である理由が分かる作品
『Black Mesa』は名作FPS『Half-Life』をファンメイドによりリメイクした作品です。正確にはリメイク中の作品であり「Xen」以降のチャプターの制作を始めてから3年が経過しようとしています。そのためいつ完成するのか不安に思うかもしれません。ですが開発は着々と進められています。
それよりも画質の良くなった環境で『Half-Life』を楽しめるという点にこそ本作の価値があるといえるでしょう。
ゲーム業界では名作と称される作品が数多く存在しますが、世代によってはプレイし辛い作品も多数あるものです。そんな中でリメイクという形で1998年に発表された『Half-Life』を遊べるというのは得がたいチャンスといえます。本作をプレイすれば高い評価を受けた作品は時代を経ても面白いということが改めて分かるはずです。既プレイの方はもちろん、未プレイの方も是非遊んでみて下さい。
今は「Xen」以降のチャプターがいつリリースされるのか楽しみに待ちましょう。