時間操作TPS「Quantum Break」!プレイヤーは時間操作の能力を駆使たガンアクションが楽しめます。所々実写のムービーを挟む等、その物語はさながら映画のような作り込み!アクションTPSが好きな方だけでなく、海外ドラマや映画が好きならおすすめのパソコンゲームです!
まずはこのパソコンゲームのプレイ動画をご覧ください!
紹介元:gameranx様
ゲーム概要
時間停止のギミックが光る作品
『Quantum Break』は時間と言う要素に注目したTPSです。重厚で複雑なストーリーはまるでSF映画のようであり、展開もよく練られています。ゲーム性としては時間をモチーフとするギミックが豊富で一般的なTPSでは味わえない面白さを経験することができるでしょう。
今回はSteamで3,980円で販売中、日本語字幕対応な本作についてじっくりみていきます。
開発は「Remedy Entertainment」
本作を手がけるのはフィンランドで活動する「Remedy Entertainment」です。同社は1995年にデモシーン(プログラムの腕を競う界隈)で活躍していたチーム「Future Crew」のメンバーが集まって設立されました。元々プロフェッショナルな集団だったといえるでしょう。
これまで手がけてきた作品にはドラマ性の高いものが多く、2001年には『Max Payne』を2010年には『Alan Wake』をリリースしてきました。いずれも続編が開発されるほど好評を得ている作品です。そして本作『Quantum Break』は2016年に開発されました。
ゲーム作品の評価についてムービーパートの多いものを「映画のようなゲーム」と揶揄を意図していわれる場合があります。何も操作しなくてもストーリーが進んでしまうためゲームの必要がないのでは、といわれるわけです。ただ同社の手がけるゲームはそれこそ「映画のようなゲーム」でありながらゲーム性を決して疎かにしていません。流石はデモシーン出身といったところです。ゲームと映画の良いところを併せ持った作品作りが特徴的なゲーム会社といえるでしょう。
実在する俳優が登場
本作に登場するキャラクターは実在の俳優や女優がモデルとなっており、その再現力はかなり高いものとなっています。少し彼らの経歴についてチェックしておきましょう。
登場人物とそのモデル
ジャック:ショーン・アシュモア
『X-MEN』『フローズン』『ザ・フォロイング』と映画ドラマ問わず活躍している俳優。
ポール:エイダン・ギレン
『ゲーム・オブ・スローンズ』『ブリッツ』『ダークナイト ライジング』などに出演し英国アカデミー賞にノミネート経験のある俳優。
ウィリアム:ドミニク・モナハン
『ロード・オブ・ザ・リング』『LOST』『フラッシュフォワード』といったそうそうたるタイトルに出演したことがある俳優。
他にも『CSI:マイアミ』のコートニー・ホープや『LOST』のランス・レディックなどそうそうたる面子が揃っている形です。そして彼らはゲームのモデルになっただけではなく「実際に」出演していたりします。
ゲーム内容
大事故から始まるストーリー
主人公のジャックは友人のポールに呼ばれリバーポート大学に向かいます。何かしら画期的な研究結果を見せたいとのこと。実は科学者であるジャックの兄ウィリアムがポールの進めている研究に反対しており、投資が打ち切られそうなのです。そこでポールはウィリアムの弟であるジャックに兄を説得して欲しいと持ちかけ、まずはジャックに何を研究しているのかを紹介するのでした。
そこで行われていた研究とは何とタイムマシンの開発であり、実際に2分後のポール自身を呼び出すことに成功します。そして2回目の実験をしようとしたとき、ウィリアムが乱入しようとするもマシンが崩壊、やがて運命が狂い始めるのです。
ストーリーに沿って進むTPS
ゲームはストーリーをなぞるように進行していき、ムービーパートとTPSパートが交互に繰り返される形です。TPSパートではゴールが存在し、敵を倒しながら進んでいくことになります。まるでステージクリア型のような感覚でプレイすることになるでしょう。
本作には銃のカスタマイズやレベルアップ、各種能力値やサブミッションといった要素はありません。基本的な銃はピストル、サブマシンガン、アサルトライフルで、時折ショットガンやヘビーピストルなどを拾うことがあるでしょう。近年のTPSにありがちな要素は本作には備わっていないのです。そのため自由度という点については高いとはいえないかもしれません。
またストーリー進行にともなって次第にできることが増えていったりします。具体的には時間操作系の特殊能力が豊かになっていき、かなり敵よりも有利な状況を作れるようになるわけです。一定エリアの時間を停止したり、周囲のアイテムをサーチしたり、はたまたバリアーを張るなんてこともできるようになるでしょう。
クロノスソースを集めてアップグレード
しばらくゲームが進み時間停止のスキルが色々と揃ったとき、「クロノスソース」というアップグレードポイントのようなものを集めることができるようになります。そして集めたクロノスソースを消費して様々な時間停止能力を強化することができるようになるのです。本作における貴重なカスタマイズ要素といえるでしょう。
例えば時間停止能力の範囲拡大や、回数増加などができるようになる形です。どんどんクロノスソースを集めてキャラクターを強化していきましょう。
映画とゲームの融合
本作は映画とゲームの融合を果たした1つの完成形といえるかもしれません。これまでのゲームからは考えられないほどしっかりと映画ないしドラマ要素を挟み込んでいます。これまで映画的なムービーシーンを取り込んだ作品は多くありましたが、ここまで本格的に映画の要素を入れ込んだものはそうそう目にしたことはないかもしれません。
何と本作ではかなり尺の長い「実写ムービー」が随所に盛り込まれているのです。まるで海外ドラマの1話をまるまる再生しているような感覚に陥るでしょう。そしてクオリティが本当に高い。ゲームの1部分として作られているのではなくきちんと映像作品として成立しているほどです。実際の俳優をモデルとするだけではなく、本当に演技してもらっているわけですから一般的な作品以上に力が入れられているといえるでしょう。しかも彼らの出演作品は有名なものが多く、名の知れた俳優や女優なのです。
選択肢により変わる未来
ゲーム中に重大な選択を迫られる場面があります。その選択次第によってはそれからの展開は全く異なるものとなるでしょう。一般的なゲームにもこうした仕組みが備わっているものは少なくありませんが、本作では実写パートが存在することから別の選択肢を試してみたりすると、よりパラレルワールドに迷い込んだような気分になるかもしれません。
まるで別の世界が存在しているような、そんな光景を目にすることになるはずです。
音声日記で試されるリスニング力
ゲーム内の物語をより深めてくれるのが様々なゲーム内の書物だったりするのですが、本作では書物ではなく音声日記という形で実装されています。いわゆるボイスレコーダーに吹き込んだような音声データを様々な人物が残しており、これを聞くことができるのです。
ですが音声日記を再生しても日本語の字幕がでてきません。ここではプレイヤーのリスニング力が試されることになるので挑戦してみるのも面白いでしょう。ストーリーがよくできているためこのあたりも完璧に理解したいところです。
映像作品でもあるゲーム作品
『Quantum Break』は映画のようなゲームです。ジャンルはTPSで時間停止のギミックを活用したガンアクションが楽しめます。
ストーリーは良くできており、随所に挟み込まれている実写のムービーパートも合わさりユニークな作品といえるでしょう。
アクションTPSが好きな方はもちろん、海外ドラマや映画が好きな方や、新しいゲームの形に興味がある方にもおすすめしたい作品です。
このPCゲームの基本情報
タイトル | Quantum Break |
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ジャンル | アクションTPS |
開発元 | Remedy Entertainment |
パブリッシャー | Microsoft Studios |
リリース日 | 2016年9月30日 |
料金 | 3,980円(通常版) |
日本語 | 対応(音声のみ非対応) |
オンライン | 非対応 |
OS | Windows |
スペック/動作環境
必須環境 | 推奨環境 |
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OS: Windows 7 – 64 bit プロセッサー: Intel Core i5-4460, 2.70GHz or AMD FX-6300 メモリー: 8 GB RAM グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 760 or AMD Radeon R7 260x DirectX: Version 11 ストレージ: 68 GB 利用可能 |
OS: Windows 10 – 64 bit プロセッサー: Intel Core i5 4690, 3.9GHz or AMD equivalent メモリー: 16 GB RAM グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 970 or AMD Radeon R9 390 DirectX: Version 11 ストレージ: 68 GB 利用可能 |
このPCゲームのレビュー(引用元:Steamカスタマーレビュー)
おすすめ・高評価の口コミ
人気海外ドラマを見ているようでいて、題材がタイムトラベルなので引きも良く、次が気になる展開なのは流石Remedy
時間を操る能力のおかげで、能力を駆使すれば難易度も優しいと感じた。
実写ドラマは本物の海外ドラマのようなクオリティな上、全部合わせると2時間程度の長さがあり、力の入れ具合に驚きました。
低評価の口コミ
アクションを楽しもうとすると長い実写ムービーを煩わしく感じ、ストーリ―を楽しもうとするとサードパーソンシューティングをウザく感じる絶妙なバランスです。