荒々しい作りが魅力のポストアポカリプスな雰囲気漂う改造車TPS『ZoneDriver』。用意された多数のパーツを使い、自分流にカスタマイズした改造車で戦うこのゲームはカスタマイズに富み、車好きならずカスタマイズゲーム好きにもおすすめできるオンラインゲームです。
ロシアの雰囲気漂うおすすめPCゲーム
『ZoneDriver』は2チームに分かれて敵チームと争い
勝利を目指すオンラインゲームです。
視点はTPSで操るのは空中浮遊する改造車です。
といってもSF的な車ではなく
サビだらけのポストアポカリプスな雰囲気漂う車だったりします。
目の前に広がるのは陰鬱な空と湿ったような平原。
どこかロシアを感じさせる荒廃した戦場を駆け抜けていきましょう。
世界観に合ったゲーム説明
Steamのストアページにいくと簡易的なゲームの紹介文が掲載されているのですが、
なぜかそこには少し自信の無いメッセージが書かれています。
いわく「あなたにとって最高のエンターテイメント作品の代わりなるように
作ったわけではありませんが、数時間ほどは楽しめるはずです」とのこと。
こんなネガティブな宣伝文句はなかなか見る機会もないものです。
というか実はこれ、ゲーム内世界を盛り上げる一種の表現方法だったりします。
例えばゲーム説明において
「3種類の浮遊する車が登場し、そのどれもが戦場で役割をこなすことになります。
ですが全部等しく役立たずです」とか
「浮遊するための特別な物理演算が実装されています。
それは愛と憎しみの原因となるでしょう」といった表現がされているのです。
そしてこれらの文体は実は本作の世界観にぴったりだったりします。
それはプレイヤーが操る機体をみれば分かるでしょう。
自機の雰囲気が秀逸
本作では空中浮遊する機体を操って敵とカーアクションを繰り広げるのですが、
この機体の雰囲気はとても良いものに仕上がっています。
錆びに錆びた鉄板がつぎはぎ状に貼り付けられ、
ルーフトップからは巨大な銃を構える全身アーマーに身を包んだプレイヤー、
とかなり良いものに仕上がっている形です。
車体を眺めるだけでもジャンクでスクラップな世界を
容易に想像することができるので一見の価値は十分にあります。
同じような雰囲気の車体に乗り込む作品といえば
同じロシア系開発会社による『Crossout』を挙げることができますし、
雰囲気で言えばそれこそ『S.T.A.L.K.E.R.』を挙げることもできるでしょう。
文明が退廃した世界におけるスカベンジャーが作ったような車、
そうしたものに惹かれる方にとって本作の機体は素晴らしいものに映るはずです。
このような世界観に先述したゲームの説明文は合致します。
説明文を合わせてゲームとして楽しめるというのは
ややメタ的な手法ですが楽しいものです。
その様子はまるで射出!?やられた時の謎モーション
戦場を駆け巡る際に敵の攻撃などで自機が破壊されると
時折パイロットがぶっ飛んでしまいます。
その様はまさしく「シュポーン」といった面持ちで、
棒状のパイロットが垂直に飛んだりちょっと角度をつけて飛んだりするのです。
果たしてこれが開発者側の意図した演出なのかは不明ですが、
プレイする分にはかなり面白いものとなっています。
謎の電撃によってやられてしまう
戦場に存在するのは敵だけではありません。
謎の浮遊している電撃にも気をつける必要があります。
同じロシア的な雰囲気が漂うサバイバルホラーFPS『Desolate』でも
フィールド上に謎の電撃が浮かんでいますがロシアには
何かそういった電撃のメッカでもあるのかもしれません。
ともかく本作における電撃は容赦なく追尾してきますし無音で近づいてきます。
唯一鳴るのは「ベッ」という車体との衝突音ぐらいです。
ちなみに何の拍子もなく生まれるので警戒のしようもありません。
唯一の対抗策として射撃すれば壊れるので見つけたら早めに撃ってしまいましょう。
超貴重なプレイヤーの存在
このオンラインゲームは他のプレイヤーが貴重です。
全体的なプレイヤー人数が少ないので巡り合えたなら感謝することになるでしょう。
寂しい戦場においては敵であっても居てくれることはありがたいものです。
もちろんそんな事情を知らない電撃は
容赦なく「ベッ」とプレイヤー達を破壊しにくるでしょう。
こうした人数の少ないオンラインゲームでは
何かと奇妙な友情めいたものを抱くようになるものです。
相手がどう思っているのかは分からないはずなのですが、
恐らく自分と同じような感情を抱いているように思えてしまいます。
そしてその感情は手に入れやすいものではなく、
こうしたチャンスでもない限り得られる機会は少ないでしょう。
そこから何かが始まるわけではないのですが、
その瞬間、同じ空間でゲームをプレイしたというかけがえの無い思い出が残るのです。
そうした記憶はなぜか印象に残り、何となく良い思い出になるでしょう。
2種類のゲームモード
本作には以下の2つのゲームモードが存在します。
Destroy the base
2チームに分かれて先に相手チームのベースを破壊すれば勝ちです。
ベースは最初シールドによって守られているのですが、
これはフィールドに存在するジェネレーターを破壊することで解除することができます。
人数さえいれば熱い攻防を楽しむ事ができるでしょう。
Deliver to base
これはフィールド上に存在しているアーティファクトを回収して
ベースに持ち帰るゲームモードです。
回収物をベースに持ち込むとポイントとして加算される形です。
いずれにしても人が存在しない限り荒野を駆け抜けるドライバーシミュレーターになってしまうので、
なるべくプレイヤーのいそうな時間帯で遊んでみることをオススメします。
もしくはフレンドを誘ってみるのも良いかもしれません。
半自動なアップグレードシステム
本作ではスコアを稼ぐことで車両をアップグレードすることができるのですが、
これがなかなか珍しい形をしています。
ガレージからアップグレードプログラムの画面へ遷移すると
「速度」「攻撃力」「操縦性」の3つを選ぶことができるのですが、
この選んだ状態でスコアを稼ぐことでその項目が徐々にアップグレードしていくのです。
実際はこれら3つの項目はそれぞれ細分化されたパラメータに分かれているのですが、
そのあたりは自動化されています。
手動で割り振る率を変更することも可能なので
思いどおりの性能を獲得することもできるでしょう。
プレイヤーさえ確保できれば熱中できそうなオンラインゲーム
このおすすめPCゲームはチーム戦のTPSでプレイヤーは車両に乗り込んで戦います。
車両のデザインは秀逸でポストアポカリプス感満載の錆びたジャンクな形です。
ただなにぶん、プレイヤー人口が少なすぎるため
満足して対戦できる機会は少ないかもしれません。
ですがその車体の造形は素晴らしく、
スクラップなメカが好きな方にとってはたまらないオンラインゲームです。
このPCゲームの基本情報
タイトル | ZoneDriver |
---|---|
ジャンル | アクション |
開発元 | Cybertime System |
パブリッシャー | Cybertime System |
リリース日 | 2018年3月29日 |
料金 | 310円(通常版) |
日本語 | 非対応 |
オンライン | 対応 |
OS | Windows |
スペック/動作環境(Windows)
必須環境 | 推奨環境 |
---|---|
OS: Windows 7/8/10 プロセッサー: 3,2 GHz メモリー: 4 GB RAM グラフィック: GeForce 6800 / ATI X1800 (256 MB) DirectX: Version 9.0c ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続 ストレージ: 3 GB 利用可能 サウンドカード: Directx 9.0c compatible 追記事項: Internet speed 512 Kbps |
OS: Windows 7/8/10 (64-bit) プロセッサー: Intel Core i5-3330 メモリー: 8 GB RAM グラフィック: GeForce GTX660 / Radeon HD 7850 (2GB) DirectX: Version 9.0c ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続 ストレージ: 4 GB 利用可能 サウンドカード: Directx 9.0c compatible 追記事項: Internet speed 1024 Kbps (for voice chat) |