PCゲームで恐怖体験!自分でホテルの謎を解き、妹とともに脱出するホラーアドベンチャー!ミステリーが好きだという人にはおすすめの新作PCゲームです!ちりばめられたヒントを紐解き謎を解くスリルと爽快感は病みつきになること間違いなし!ホラーゲーム好きならおすすめ!
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恐怖の謎解きゲーム!今話題の新作PCゲーム!
DYING:Rebornは謎解きホラーアドベンチャーと紹介されていることもありますが、
正確に言うとホラーというジャンルは余り当て嵌まりません。
各密室から脱出するため、部屋に散りばめられた謎を解いていく、
謎解き脱出ゲームと考えて貰った方が、プレイしてみるとしっくりとくるでしょう。
それを証明するようにモンスターや幽霊などの存在はこのPCゲームでは一切出てきませんし、
物語に関わってくることもないです。
まあ、魚頭の登場人物は出てきますが。
逆にプレイしてみるとホラーよりも複雑な謎を背景にしたミステリー要素の方が強いPCゲームです。
このネトゲの開発元はNEKCOM、
パブリッシャーはCoconut Island GamesとOasis Gamesという会社で、どれも中国の会社です。
NEKCOMは開発ソフトが少なく、メジャーとはとても言えず、心配になる方もいるかもしれません。
ですがそんな心配は無用です。謎解き脱出ゲームとしてはしっかりと作り上げられています。
steamで発売される以前にPS4やVITAで発売されていることからも間違いはないでしょう。
現在はリアル脱出ゲームと呼ばれるアトラクションが増えて、多くの人に人気を得ています。
そういうアトラクションが好きな方は、PCゲームでもそういうジャンルを遊んでみませんか。
このパソコンゲームはそういう嗜好にピタリと合うはずです。
また謎解き脱出系の読み物やホラーゲームが好きな方も同様に裏切られることはないでしょう。
値段も手軽なので1度プレイしてみることをお勧めします。
DYING:Rebornは謎解きの楽しさと解けた時の爽快さを
間違いなくあなたに教えてくれるに違いありません。
妹を探して行き着いた、異常なホステルでの物語のミステリー!
DYING:Rebornの表面的な物語は実にシンプルです。
主人公であるマシューの下に届いた手紙を手掛かりに、失踪した妹のシェリーを探して
ハーバータウンという町にやって来たところからこのPCゲームは始まります。
ハーバータウンは、以前は観光で人々を魅了していたのですが、
今は見る影もなく寂れてしまった町で、主人公は着いて早々に拉致されてしまうのです。
主人公が気付いた時にいたのは見知らぬ異常な部屋でした。
大量の血痕や鉄格子、太い鎖など、そこは日常とは程遠い感覚で満たされた場所だったのです。
TV越しに主人公へ脱出を促そうとする謎のコニーという女性。
案内人と自らを称し、主人公に対していろんな行動を示唆する魚頭の人物。
彼らの言葉に翻弄されながらも、主人公は妹を探して各部屋を探索し、突破していきます。
廃業したラストハーバーという狂ったホステルを舞台に繰り広げられるとても奇妙なストーリーです。
物語は6セッションで構成されており、
どのセッションも謎解きを主体としているためか、物語としては薄味です。
しかし表面的な会話や物語を捉えるだけでなく、
絵や部屋に残るいろんな情報や物品を見ていけば、その物語の深さを知ることができます。
謎多きDYING:Rebornの物語。その謎に触れるため、
ラストハーバーへ謎解きに行ってみてはいかがでしょうか。決して時間の無駄にはならないはずです。
歯応えありすぎる謎解きゲーム!
このゲームの最大の売りは間違いなくこの謎解きです。
難易度も全体的に高いレベルにある上に、攻略するためのヒントもそう多くはありません。
周囲を観察し、その状況や壁などに残された言葉、情報を読み取り、
適切に紐解いていく必要があります。
また謎を解いていくために必要となるアイテムも豊富です。
手に入れたアイテムは使い方が分かりやすいものもあれば、そうでないものもあります。
序盤で手に入れた傘や消火器など、
その使い方に「おいっ」とゲームに対して突っ込んでしまうアイテムも存在しますが、
しっかりと考えれば、ほとんどのアイテムは適切に使用できるはずです。
またアイテム同士を組み合わせることで、新たなアイテムに変わる場合もあり、謎解きとアイテム、
頭を悩ませる状況が次から次へとプレイヤーの前に現れます。
このホラーゲームのメインとなる謎解きは暗号やパスワード入力ですが、
それを見つけるために幾つかのステップを必要とする場合があり、
すんなりと謎を解かせてはくれません。
じっくりと腰を据え、メモに情報を書き込みながら謎を解いていくのが、
このDYING:Rebornのプレイスタイルです。
謎解きが苦手な人はUターンした方が賢明でしょう。
ただその謎解きの歯応えゆえに、謎が解けた時の喜びは堪らないものがあります。
私としては、1度は味わって欲しい感覚です。もしかしたらこれを機に癖になるかも。
必見!新作PCゲームの細かな描写や恐怖を煽る絶妙の演出!
冒頭でも書きましたが、このDYING:Rebornはホラーというよりもミステリー的な要素が強いです。
だからといってそういう演出がないわけではありません。異常なホステルという舞台。
閉じ込められた環境。
それらを活かしてプレイヤーの恐怖を煽る演出は、ちゃんと手抜きなく存在しています。
かすかに聞こえる女性の泣き声や叫び声、目の前で誰かに引き摺られていくマネキンなど、
ここが危険で異常だということをプレイヤーの目や耳を通して叩きつけてくるのです。
妹を探し、脱出しなければという思いにもなり、主人公に共感しやすくなっています。
またテーブルに這う小さな虫や揺れるライト、人の頭を模したナイフ立てなど、
細かな点にもしっかりと気を配っているのもこのゲームの良点です。
このようなちょっとした気配りによって、舞台であるホステルの汚さや漂う狂気が表現されており、
ここで何があったのだろうというプレイヤーの想像力を掻き立ててくれます。
物語の背景へ思いを巡らす強力な後押しとなっているのです。
考察しがいのあるミステリー要素!
DYING:Rebornのメインである密室からの脱出が答えのある謎解きだとすれば、
このゲームの物語の背景を知ろうとすることは考察のしがいのある答えのない謎解きです。
この考察がまた面白い。
登場人物はゲーム中に6人しか出てきませんし、主人公を除いて実際に現れるのは2人しかいません。
実物として登場してくるのなんて、魚頭の1人だけです。とてもシンプルな背景のようにも思えます。
ですがそうではないのです。
表の情報やエンディングで、ある程度のことを知ることはできますが、
物語の背景や人間関係に対する明確な答えは最後まで出てきません。
それでも妹を探しに来ただけなのに魚頭から悪意を向けられる主人公やタンスにあった大量の金、
意味ありげな親子の絵、状況と合わない帳簿など、
物語の背景に対して考察する材料は舞台の至るところに配置されています。
与えられた情報と真実、これらを分けるライン引きが本当に絶妙なのです。
ただの謎解き脱出ゲームでは終わらない…そんな魅力がこのDYING:Rebornにはあります。
気になる部分もかすれるほどの魅力的なパソコンゲーム!
各謎解きや細かな描写、ホラーアドベンチャーゲームとしての基盤はしっかりとしています。
ただ全体的にパワー不足を感じずにはいられません。主人公の視点からは見にくい文字があるなど、
調査時にはもう少し主人公のアクションを増やして欲しかったです。
タンスに手をかけて登ったり、しゃがんで隙間を覗き込んだり、
よりアクティブな行動が増えれば、謎解きの幅も広がったし、
妹を探す主人公の姿勢にもより共感できたと思います。
またセッションごとに分けられた謎解きに関しても、
最終的にホステル全体をその舞台にしてくれたら、より面白くなったに違いないです。
狭い範囲に留まらず、より広い範囲へと拡大すれば、
このホラーアドベンチャーの存在感はいっそう増したでしょう。
そういうことができるだけの開発経験がなかったのが残念でなりません。
ホラーゲームとして十分に楽しめる基盤が出来ているだけに、本当に勿体ないです。
ですが、恐怖に落とされる演出や展開はやりごたえのあるパソコンゲームなのは間違いありません。
そういった気になる部分もまた、作り込まれた作風にかすれてしまうでしょう。
これぞPCゲーム!考え達成する面白さがあるホラーアドベンチャー!
探偵物などを除き、しっかりとした物語の付いた脱出系の謎解きゲームというのは、
そんなに多くはありません。歯応えがあり、充実して遊べる作品など一握りだけです。
その一握りの作品の中に間違いなく、このDYING:Rebornは入っています。
頭をフル回転させる必要のある謎と物語。
それに挑む高揚感と解けた時の充実感。
1度プレイしてしまうと、止め時を悩んでしまうほどにこのPCゲームに没頭してしまうでしょう。
それだけの力がこの新作PCゲームにはあります。
謎解きや脱出系のジャンルが好きな方は絶対に手に取るべき作品です。
満足する時間が得られることをここで約束します。
またこのジャンルに初めて興味を持った方も挑戦してみてください。
謎を解く面白さを知るきっかけになるでしょう。
思考することを止めさせてくれないDYING:Reborn、お薦めのホラーアドベンチャーです。
最後にこのPCゲームは日本語もサポートされていますが、少し翻訳が甘いです。
英語の方が、ヒントが理解しやすい場合があるので留意していてください。