「TRPGに最も近いコンピュータRPG」と言われたおすすめネトゲです!今までPCゲームをしてこなかった人も、コンピューターならではの簡単操作や演出などで気軽にプレイできる!TRPG好きなら堪らない新作PCゲーム!
まずはこの新作RPGの公式PVをご覧ください!
新作PCゲーム『Neverwinter Nights』とは?
2002年1月に発売された『Neverwinter Nights』は、
「TRPGに最も近いコンピューターRPG」と言われる人気RPGです。
日本では、2003年にセガより『ネヴァーウィンター・ナイツ 日本語版』として発売されています。
開発は『Star Wars: Knights of the Old Republic』や、
その続編『Star Wars: Knights of the Old Republic II – The Sith Lords』の
開発で知られるObsidian Entertainment。
Obsidian Entertainmentは、
複数の有名ゲーム開発会社の出身者たちを元にして構成されたゲーム開発スタジオとして、
高い手腕が評価されるスタジオです。
TRPGとは?
「TRPGに最も近いコンピューターRPG」と言われても、ピンとこない方も多いと思われます。
「TRPG」とは、テーブルトーク・ロールプレイングゲームと呼ばれるアナログゲームの一種です。
ゲーム機などの機械を使わずに、紙や鉛筆、
ダイス(サイコロ)といった道具を用いて物語をロールプレイして遊ぶゲームです。
会話形RPGと呼ばれることもあり、「ルールブック」と呼ばれるゲームの遊び方(システム)に則った上で、
人間同士の会話によって物語が進行します。
会話によって物語を進めるという性質上、
参加者の「思いつき」によって物語が進行するという非常に高い自由度が特徴となっており、
現在も国内外問わず毎年多くのルールブックが発売されるなど、今も愛される遊びとなっています。
昨今では、Youtubeやニコニコ動画に「リプレイ動画」という、
TRPGで遊んでいる様子を編集した動画がアップロードされるなど、また新たな広がりを見せているジャンルです。
重厚な世界で自由な冒険ができる人気RPG!
『Neverwinter Nights』は「TRPGに最も近いコンピューターRPG」という賞賛を受けているゲームですが、
その元となったTRPGのルールブックがあります。
原作となったのは、1974年に制作・販売されたアメリカのファンタジー・TRPGの
『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ』です。
『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ』は、TRPGの原点とも呼ばれ、何度もルールの改定などを重ね、
2017年初頭にも最新版の日本語訳の発売が発表されるなど息の長いシリーズです。
『AD&D ヒーロー・オブ・ランス』シリーズのように、
『Neverwinter Nights』と同じくコンピューターゲーム化も多くあります。
数あるコンピューターゲーム化の中でも評価の高い『Neverwinter Nights』ですが、
2002年当時『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ』シリーズとして
最新の第3版(2000年発売)のルールをベースとして制作されました。
その世界設定は原作に忠実で、
ゲームのコンプリートまでに60時間以上を要する
という現在でも通用するほど充実した練られたストーリー・やりこみ要素も話題となりました。
舞台となるのは、フォーゴトン・レルムと呼ばれる世界。
その世界の北に建設された大都市・ネヴァーウィンターが
「死悶の疫」という原因不明の伝染病によって、崩壊の危機に瀕しています。
プレイヤーが操作する主人公は、滅びゆく都市のアカデミーに属する1人の若者。
主人公はこの伝染病の治療を試みるのですが、
強大な敵の待ち受ける陰謀に巻き込まれていく……。
というのが、ストーリーの導入になります。
フォーゴトン・レルムは『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ』でお馴染みの世界設定となっており、
ゲームタイトルにもなっている大都市・ネヴァーウィンターもルールブックに記載されている街です。
「ソードコースト北の地理条件にしては不自然に温暖な街が「冬の訪れない都」と呼ばれ始めたか、
または、創設時の庭師らが真冬にも関わらず庭を花で覆い尽くしたことに
驚嘆した旅人がそう呼び始めたという説もある」というような記載がルールブックにはあり、
それ以外にも自説を唱えるなど街の名前の謂れを話の種にするのが好きな市民たちが住んでいる街です。
街の名前一つとっても、話に事欠かない世界のため、
「設定厨」と呼ばれるような方には特に新作PCゲームです。
TRPGのような自由度も健在で、プレイヤーが選択できる種族は、人間、ドワーフ、エルフなどから7種類あります。
さらに、職業としてファイターやクレリック、モンクなど計11種類から選択できるのですが、
『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ』ならではの1人で複数の職業を兼ねるマルチクラスも可能となっており、
幅広いキャラクタービルドを楽しめます。
遠距離では魔法、近距離では拳闘を用いるキャラクターや、
回復や補助に特化したキャラクターなどへと育て上げることが可能です。
おすすめネトゲ”『Neverwinter Nights』”のゲームシステムは?
ゲームシステムとしては、キャラクターを斜め上からの俯瞰視点で見る三人称視点を採用。
また、クリックで移動、
クリーチャーをクリックしたら攻撃といったオーソドックスな操作性です(キーボード操作も可能)。
また、特徴的なのが、プレイヤーがダンジョンマスター(DM)となって、
他のプレイヤーと共にTRPG版そのままのプレイをできるという点。
ダンジョンマスター役はゲームの進行役となり、
自身の作ったシナリオに合わせ、同梱される専用のツールでクリーチャーなどを配置し、
他のプレイヤーに情報を与えることでオリジナルの物語を進めてもらうことができます。
古いゲームのためUI自体は快適とはいきませんが、
オンラインでTRPGを行うツール「どどんとふ」などとは違った、
おすすめネトゲならではの演出がされた楽しみ方をすることもできるため、
普段はおすすめネトゲをしないTRPGプレイヤーにも楽しめる作品になっています。
また、忘れてはならないのが、MODの存在です。
『Neverwinter Nights』には、オリジナルのマップや新種族などを追加する大量のMODが公開されています。
公式からも、有料ですが幾つかのMODが公開されており、
拡張パックのようなこれらの公式MODの所有前提のユーザーMODもあるため、
プレイして気に入った場合は購入してみてもいいかもしれません。
TRPG好きにはたまらないおすすめネトゲ!
コンピューターゲームとして有名なスクエア・エニックス(旧エニックス)のドラゴンクエストシリーズなどは、
元々『パックマン』や『ドンキーコング』のようなアクションを主体としたものがゲームのメインだった時代に、
物語を重視した「TRPGのようなコンピューターゲーム」というものを一つのコンセプトとして開発されたものです。
『ドラゴンクエスト』の発売から年月が経ち発売された『Neverwinter Nights』は、
「TRPGのようなコンピューターゲームを!」
というコンセプトを、更に突き詰めて作られたようなゲームとなりました。
2006年には、続編となる『Neverwinter Nights 2』も発売され、
また、近日、steamで『Neverwinter Nights: Enhanced Edition』の配信も予定されています。
『Neverwinter Nights: Enhanced Edition』は、
ご紹介した公式MODが付属する他、シナリオの追加、
そしてオリジナルの『Neverwinter Nights』のMODとの互換性が発表されるなど、
リメイク作品として素晴らしい出来となることが予想されます。
TRPGに興味のある方には、特に遊んでいただきたい新作RPGです。