「戦国†恋姫 〜乙女絢爛☆戦国絵巻〜」戦国武将が女武将に!?とは異なる乙女絢爛物語!

戦国武将達が美少女になった戦国時代が舞台のギャルゲー!メインストーリーだけでなく、それを補完し、各キャラを活かし、掘り下げるサブストーリーまであるのでボリュームは文句なし!ギャルゲーに対する価値観すら変わるかもしれないおすすめギャルゲーです!

 

 

まずはこのおすすめギャルゲーの公式動画をご覧ください!

 

戦国†恋姫~乙女絢爛☆戦国絵巻~ってどんなゲーム?

 

戦国†恋姫~乙女絢爛☆戦国絵巻~(以降は戦国恋姫)はBaseSonから発売されている

ノベルゲームと呼ばれるジャンルのゲームです。

 

公式のジャンル表示では、妄想爆裂煩悩灼熱歴史アドベンチャーゲームとなっていますが、

意味が分からなくても大丈夫。私もいまいち分かっていません。

でもゲームをすれば分からなくても感じることはできます。

 

これ以前にもBaseSonからは、三国志を題材としたゲームが発売されており、

それはアニメ化漫画化などPCゲームを超えて展開しました。

そこが作る戦国を舞台にした同シリーズのゲーム。面白くないはずがありません。

 

 

物語の基本となるストーリー展開や可憐な武将達、

その生き様含めて魅力的な要素が詰まっています。

 

ギャルゲーと侮ることなかれ、このゲームはあなたにとってその第一歩となる可能性があるのです。

 

「戦国」、「萌えキャラ」、「ハーレム展開」、「謎に包まれたジャンル」、

そのどれかに琴線が触れたのならこのゲームをプレイすることをお勧めします。

 

決して無駄な時間にならないはずです。

 

物語の始まりは、戦国時代に落ちてきた主人公

 

異世界ものと呼ばれる小説のジャンルと同じく、

異世界へ落ちてきた所から戦国恋姫の物語は始まります。

 

ヒロインキャラ達はほぼ歴史上の武将をモデルにしていますが、

主人公にそういう背景はありません。完全なる異物です。

 

そして元の歴史を知る異物だからこそ、この物語で彼は悩み、無茶をし

そして自分が望むままに前へと進んでいきます。

 

さて落ちてきた主人公を拾ったのは、メインヒロインたる織田久遠信長。

天から降りてきた主人公に興味を持ち、いろいろあって彼を仮の夫にすることになります。

 

主人公も最終的には自分で覚悟を決め、彼女に付いていくことに。

 

部下である木下ひよ子秀吉の人脈と自分の知る歴史をうまく使い、

1日にして墨俣城を作り上げ、今孔明と呼ばれる竹中詩乃重治を引き抜き、

そして織田家の中で名を上げます。

 

しかし物語は休みなく彼を煽ってくるのです。

 

 

堺・京への漫遊を通してルイス・エーリカ、足利姉妹に出会うも、

主人公とは別の異物である「鬼」の急激な勢力拡大を肌で感じ、

戦国時代という状況もあって主人公達は強い危機感を募らせることになります。

 

鬼を倒すため、戦国時代を終わらせるため、主人公達は天下布武の名のもとに行動を始めるのです。

 

この後の展開はネタばれに繋がりますので割愛しますが、

金ヶ崎の戦い(退き口)、川中島の戦い、そして本能寺の変など、

他の小さなイベントを含めて、物語は熱く、悲しく展開していきます。

 

物語を盛り上げる幾つかのギミック

 

戦国恋姫のメインとなるヒロイン達は織田信長や上杉謙信、武田信玄などの武将です。

歴史そのままに進行してしまえば、みんな死んでしまいます。

 

誰もが一度は考えてみたことがある戦国時代の超展開。

この戦国恋姫では、武将達が力を合わせたらどうなるだろうかという想像を満たすために、

物語の中に幾つかのギミックが散りばめられています。

 

そのメインとなるのがという存在。

敵対する者達が力を合わせるには、やはりそれに対抗するほどの敵が必要です。

 

また主人公だけでなく、多くのプレイヤーが戦国の歴史を知っているため、

どうしても物語の先を不明確にする要素が必要になります。

 

そこで使われているのがこのです。

金ヶ崎の戦いや本能寺の変では大活躍で、物語の盛り上がりに一役買ってくれます。

 

そしてもう1つ代表的なギミックが、ルイス・エーリカという存在。

他のキャラクターはモデルとなる武将がすぐに分かるのに対して、

あれっと思ってしまうキャラクターです。

 

登場時に彼女が明智光秀だと紹介されますが、正直に言ってキャラがとてもつかみ難く、

裏切るのか、裏切らないのか、物語終盤までプレイヤーをもやもやとさせてくれます。

 

ノベルゲームの限界を超えた長大なボリューム

 

メインストーリーは全部で25章。

章と章の合間には、各キャラクターのエピソードとして複数のサブストーリーが用意されています。

 

私がこのゲームを初めてやった時は、プレイ時間が24時間を超えていました。

ノベルゲームで1週間以上かかるとは夢にも思わなかったです。

 

もちろん単なる形だけのボリュームではありません。

先にも書いたようにメインストーリーはプレイヤーの喜怒哀楽が生まれるように、

しっかりと構成されています。

 

また起承転結の流れもはっきりとしているので、

ノベルゲームに慣れていない人でも読みやすいでしょう。

 

さらにこの戦国恋姫のサブストーリーは秀逸です。

多くのゲームのサブストーリーが薄い紙切れに感じるぐらい、

各キャラクターを生かし、そして掘り下げてくれます。

 

メインストーリー部分を強固に補完するだけでなく、

これだけでも十分一本のゲームとなるおもしろさと量を備えているのです。

 

キャラが薄いなんて言葉は絶対にこのゲームには当て嵌まらないと、

私は確信をもって宣言することができます。

 

豊富な原画家に彩られた多彩で可愛い登場人物達

 

戦国恋姫は戦国を舞台にした物語です。当然多くのキャラクターが登場します。

 

そしてギャルゲーなのですから登場する各キャラクターも当たり前のように可愛いです。

複数の原画家によって描かれた場合、キャラクターの雰囲気が統一されいてなくて

ちぐはぐな場合ありますが、このゲームに関して言えば問題ありません。

 

物語部分とピッタリ合った絵柄で、互いに生かしきっています。

一部凛々しい感じの登場人物もいますが、全体的に可愛く、

プレイヤーのお気に入りとなる登場人物も出来るはずです。

 

塗りやイベントシーンの構成についても悪くないどころか、

こういうゲームの中では最高の部類に入ります。

 

特に各登場人物に設定されているお家流と呼ばれる必殺技が発動する時は、

それに合わせた絵が表示されて迫力満点です。

 

敵側にも光を

 

このゲームに関しては不満な点がほぼないのですが、

唯一改善して欲しかった点は敵である鬼について。

 

人が鬼になるという設定を生かすならば、強力な鬼個性的な鬼を登場させ、

物語を飾って欲しかったです。

 

ラスト直前の鬼以外、幾つかの描き分けられた鬼は存在するものの、

それらもほぼモブキャラクターです。本当に勿体無い。

 

戦闘がふんだんに物語に盛り込まれているのですから、

敵側にもある程度のスポットライトが必要だった気がします。

 

まあ、ギャルゲーなので1匹の鬼より、

1人の可愛い登場人物なのは仕様がないのかも知れませんが。

 

最高峰の戦国絵巻

 

戦国を題材にしたゲームとしても、ギャルゲー、ノベルゲームとしても、

最高峰に位置する存在です。

 

今回紹介した点以外にもオープニングムービーや音楽など、

私が高い評価を付けるポイントはまだまだ存在します。

 

ギャルゲーというだけで拒否反応が出るプレイヤーの考えも分かるつもりです。

ですがこの戦国恋姫をやらないのは損だと思います。

ギャルゲーが合うか合わないか、このゲームで試してみてはいかがでしょうか。

 

価値観が変わるきっかけになる可能性を秘めたゲームです。

よろしければ遊んでみてください。