まずは本作「Internet Cafe Simulator2」の公式PVをご覧ください!
このPCゲームの概要
本作は2022年1月8日に「Cheesecake Dev」によってリリースされた2022年の新作PCゲームになります。
Steamより販売されており、マルチプレイは非対応のオフラインゲームですが、日本語対応されており、人気ゲーム実況者の方々にも「ネタゲー」として取り上げられ、話題を呼んでいるPCゲームです。
前作「インターネットカフェシミュレーター」は2019年10月にリリースされたので、およそ2年数か月ぶりの最新作リリースということになります。
ゲーム内容はいわゆる「シミュレーターゲーム」で本作は、治安の悪いスラム街でプレイヤーはインターネットカフェをなぜかオープンするところから始まります。
ボロボロの店を0から作り上げ、序盤は店をワンオペで回しながら日銭を稼ぎ、次第に大きくしていき従業員を雇用したり、店を充実させていったりといった経営シミュレーションゲームなのですが、
本作では多くのネタ要素を含んでいて、ただお金を稼ぐだけじゃないところが面白く、実況者からも愛されている作品になっているんです。
今回は筆者自身がSteamで購入し、10時間以上プレイしてきましたのでそのプレイレポと併せてゲーム内容をご紹介していこうと思います。
ゲームスタートは、妻のいる豪華なお家から…
本作のスタートは「自宅」から。
部屋には妻がおり、ただのオブジェではなく会話も可能です。
どんな会話が出来るのかはここでは伏せておきますが…(笑)
しかし部屋はとても豪華ですね。これから外に出ますが外のスラム街の雰囲気を全く感じさせない贅沢な自宅になっています。
ちなみに部屋の内装はゲームを進めていけば改装が出来ます。
街はめちゃくちゃ治安が悪い
お外はこんな感じ。一人称視点でのプレイのため臨場感がありますが、決して美麗な世界観ではありませんねw
スラム街そのものという感じで、筆者は海外に行くことが多く、こういった感じの街はリアルでよく見てきたので、最近はコロナで国内から出ていないせいか、なんだか懐かしいような、ノスタルジックな気持ちにもなったんですが、そんな感情抱いたのは筆者だけでしょうね…。
自宅と、プレイヤーが経営するネットカフェ以外にも、食べ物を食べられる出店や、戦利品やガジェットなどを販売している闇市的なお店、馬券が買える謎の店や、そしてナイトクラブまで何気に街作りはしっかりとしています。もっと適当かと舐めてましたが、ネタゲー界ではトップレベルの作り込みです。
まさにゼロスタートって感じのお店
さていよいよ店に到着。
あなたの店は…なんというか、きちゃない…(><;)
序盤はこんな感じからのスタートです。
唯一、客用ではなく、あなた用のパソコンだけが置かれており、ここで通販でモノを注文したり、お客が来た時に使用許可を与えたり等の作業が行えます。
また何気にスロットや仮想通貨の売買、クレーンゲーム、MMORPG(さすがに謎)などもPC内にダウンロードされています。
結構たくさんあるんですけど、頻繁に使うのはいくつかしかありません。
そして「Web」アイコンについてはガチでリアルなGoogle Chromeが開かれました。逆に驚き。
店を開く前にPCを色々いじっていたら、普通に時間がつぶれるレベルの謎の充実感。
さて、店をオープンするためにいよいよ作業にかかります。
このゲーム序盤とにかく忙しく(中盤からは従業員を雇って自動化できます)、やることが多いです。それぞれやることを一覧にまとめたので見ていきましょう。
店はワンオペで。序盤はとにかく忙しい。やることリスト
掃除
客足の数だけ店は汚れる。民度が低い客のため地面に空き缶、空き瓶などのゴミを捨てる上に、靴が汚れており足跡がつくので頻繁にモップ掛けしまくる必要がある。中盤以降はルンバ的なお掃除ロボを雇用できる。
ネットで注文 or 店に買いに行く
机、椅子、キーボード、PC本体、マウスなど一通り揃えなければお客は利用できないため何気に注文が大変。
お店に買いに行けば在庫があれば安く手に入るがZAMAZOR(アマゾン?)で買えば確実に欲しいものが手に入る。
突然、発火するため、消火作業も
お客が利用中の時でも、いきなりPCは発火することがあるため常に消火器を近くに置いておき消火作業に取り掛かる必要がある。遅れたらPCがオジャンに。
ちなみに客は発火してもお構いなしにPCを利用している。
中盤以降はスプリンクラーを購入でき、この作業も自動化していける。それまでは我慢。
モノの配置
何気に楽しい。場所と角度は変えられるので意外と自由度高く、あなた好みのお店のインテリアにしていくことが出来る。ちなみに壁、天井、床なども購入することで好きなデザインに変更可能なので、色々と買って試してみてほしい。
PC、コンソール、VR、アーケードゲーム台といくつかの集金手段はあるが、アーケード台以外は基本的にいくつかの備品を集めて置かなければならない。
足りない備品はこのように表示されるので分かりやすいが、通販で購入した場合には配達にしばらく時間がかかるため1つだけ買い忘れた時には若干イラッとする。
消臭スプレーで臭い対策
開発者はとにかくプレイヤーを忙殺したいのかもしれない。臭い対策までしなければならないとは。
客足が増えるほど臭いの悪化スピードも早まるため頻繁に臭いにも気を使う必要がある、スプレーは消耗品のためお店に頻繁に買いに行って補充する必要がある。
序盤はモップ掛けと、消臭作業ばかりをやっていたような気もする。中盤以降は設備購入でこちらも自動化できる。
本作の名物。金を払わない客にはバットで制裁
経営シミュレーションゲームで、金を払わずに出ていく不届き者がいるのは、本作の他にあるだろうか。多分ないと思うし本作の名物だとも思う。
金を払ってくれる客もいるけど(いや本来当たり前なんだけど^^;)、払わずにダッシュで店を出ていくやつ、謎に堂々と出ていくやつと様々な客がいる。
もし金を払わず出ていく客がいたら、バットを拾って急いで全力で追っかけよう。制限時間を過ぎるとお金を回収できなくなってしまう。
ちなみに本作はそんな不届き者や泥棒などの悪に対してだけではなく、無差別に誰でも殴れる。しかし殴ったら反撃してくるのでうまく敵のパンチを避けながら倒そう。
ただし警察官は殴れない仕様のようで、たまに某ゲームのように★マークがついて警察官が追っかけてくる。全力ダッシュで逃げ切れることもあるが、手配度(☆の数)が少ないうちに素直につかまって罰金を支払うのもあり。後半は痛くもかゆくもないが、序盤の貧乏時代の時には罰金は普通に痛い。
泥棒や爆弾魔など怪しい奴らも退治
本作は街を歩くすべての人が基本的に怪しいが、その中でも泥棒などの怪しい奴は見るからに一段と怪しい。
こいつらを見つけた時にはすかさずにバットを拾って退治していく。ちなみに素手でも殴れるが、相手も殴り返してくるためバットの方が退治が楽ちん。
客が席についたらPC等の使用許可を
この作業が意外と大変。ほとんどの作業はお金が溜まってきたら従業員を雇ったり、設備を購入していくことで自動化できるが、この利用許可・延長許可の作業と、お金の受取だけは自動化できないっぽい。(お金の受取はPOSシステムを導入することで電子決済してくれる客もいるが現金払いのヤツがめんどい…^^;)
お金が溜まったら従業員を雇う
ガードマン、客引き、シェフ、メイド、ルンバなどをお金が貯まったら雇用していける。
メイドさんの顔が見たい方は本編をプレイしてからのお楽しみ。(ええ、意地悪ですとも)
以上が序盤にやることリスト。
ここで挙げたのは一部で実際にはもっと色々な仕事を行っていくことになりますが、意外とネタゲーにしてはやる事が細かく、しかも多いです。
仕事とは別に、サブ要素?的な遊びもいくつかご紹介。
豪遊も出来る。裏路地にはナイトクラブが…
入場料高いので序盤はキツイが、お金が溜まったら入ってみて欲しい。
プライベートダンスショーや、スロットゲームがナイトクラブ内では楽しめる。
ちなみにGTA同様、本作の女性キャラの顔面はゴリr…なのでプライベートダンスショーは、男性諸君にとって満足できるものかどうかは言及せずにおいておく。
ちなみに余談だが、この顔面偏差値の限られた世界で、可愛いキャラはいないのかと訊かれたら、強いて言えば、この子かなぁ…。あとの残りはゴリr…(二回目)
仮想通貨の売買だけじゃなく、マイニングまで!?
街のはずれにビットコインをマイニングするための、グラボなどが販売された出店がある。裏ルートでの金稼ぎが楽しめるのでお金が貯まったら買ってみてもいいかもしれない。
ちなみにマイニングするために組み立てて、マイニングコードを入力する必要があるが、PC画面を開いて「Miner」アイコンをクリックしたらコードが表示される。筆者はこのマイニングコードの入力画面に戸惑い小一時間を無駄にしてしまった。^^;
無駄に作りが細かいのが本作の特徴なのだ。
スロット以外にも、競馬もあるよ。
馬1頭あたりに$1000までBetできるので、お金に余裕があればこの辺も楽しんでもいいかもしれない。
何気にレース映像付きで無駄に作り込まれている。スロットといい、仮想通貨といい、競馬といい、この辺のギャンブル要素への作り込みに情熱を感じる。
最後にアドバイス(ちょっとした攻略を)
本作はインターネットカフェシミュレーターということで、本来はパソコン等を大量に用意していくゲームなのだろうと思うのですが、ここで一つアドバイスするとしたら、序盤はとにかく「アーケードゲーム台」を増やすのが効率的なお金稼ぎの方法になります。(筆者の主観ですが多分これが一番楽です)
パソコンや、コンソール、VRなどは客が席に着いた時に利用許可をクリックしてあげる必要がある上に、お客が帰る際にはお金を受け取ったり、払わなかった客はバットを持って追い掛け回す必要があるのですが、アーケードゲーム台だけはこれらの作業が何故か不要です。
アーケードゲーム台は前払いで勝手にお客が金を支払ってくれるので全自動的に稼ぐことが出来て、先ほど挙げた作業が不要になります。
効率を求めるゲーマーであれば「アーケードゲーム台」で攻略を目指していくのもありかもしれませんということでご紹介しました。
デメリットは終わり(ゲームクリア)がないこと
さて、そんな色々出来るインターネットカフェシミュレーター2。
個人的には10時間以上、脳死でプレイしてしまいました。プレイしだすと止まらなくなる作品でした。
序盤は色々やることがあって楽しいのですが、後半はお金が有り余ってきます。
惰性的に経営を続けていき、スロットや競馬などのギャンブルで散財してもお金が有り余る状況になったところで筆者はプレイを終了しましたが(大体9時間ぐらい)
もしゲームの終わりのようなものが分かりやすくあれば、キリ良く終われたんですが、自己満足した時点でやめるという終わり方になってしまった点は少し残念なところでした。
ゲームクリアが欲しかったですが、シミュレーションゲームにそれを求めるのも違うのかもですかね。
でも、店作りは楽しかったし、序盤は本当に楽しませてもらったPCゲームでしたし、金稼ぎゲームの中では、スマホゲームとかでよくある放置系の経営SLGとかよりもゲームとしてのプレイ要素が多かったです。おわり。