北極圏での人狼サバイバルゲーム。探検隊は船を目的地まで移動して脱出できたら成功。そして裏切り者はそれを阻止すべくあらゆる手を使って邪魔をしていく。サバイバルゲームに人狼を取り込んだ面白い設定。
Dread Hungerの公式PV
カナダの北極圏で行われる人狼サバイバルゲーム
Steamより配信された2022年1月27日公開の新作オンラインゲーム「Dread Hunger」
本作は、カナダの北極圏という厳しい環境下でクルーの間に裏切者が潜んでおり、
8人の探検隊のうち、2人の裏切り者が潜んでいるという人狼ゲーム的なユニークなゲーム設定が目を引くタイトルとなっています。
パーティーゲームとして、友達と遊んだら間違いなく盛り上がる。
雰囲気やゲーム設定としては暗殺ゲームの「Murderous Pursuits」に近い印象です。
注意として、本作はゲーム内での刀を使って、動物や人の手足を切断するシーンや、その手足を武器代わりに利用して人を殺したりするといった残虐な表現が含まれています。
死人や恐怖等のホラー・グロテスクな演出が苦手な方はブラウザバックして他のオンラインゲームを探すことを推奨します。
8人の探検隊の中には2人の裏切者が…探検隊は船を移動して脱出を目指せ!
舞台となっているのはカナダの北極圏。
8人の探検隊の中に、2人の裏切り者が潜んでおり、
探検隊側は船を目的地までゴールさせれば(脱出させれば)勝利。
一方の裏切り者(人狼側)は、探検隊が船が目的地に到達するのを阻止すべく、
石炭を盗んだり、仲間に腐った食べ物を食べさせたり、ゲーム進行のために必要な、鍵を開けるための暗号を嘘をついて進行を阻害したり、二人きりになったところでこっそり仲間を暗殺したりなど、ありとあらゆる手を使ってクルーを陥れていく。
探検隊は、船を移動するために「石炭」が必要で、船から降りて石炭を拾いにいく必要があり、氷上ではシロクマやゾンビなどが襲ってきたり、また突然のホワイトアウトが起こり視界が急激に悪化することでより過酷なサバイバル環境となったりなど、フィールド上で起こる環境変化がより心理戦の要素を強めており面白い。
人狼に選ばれた時が一番アツい!!
やはり醍醐味は、人狼になった時ではないでしょうか。
キターーーと内心思いつつ、ニヤリ( ̄▽ ̄)とするに留めておいて、
あくまで探検隊のフリをしていく必要があり、あらゆる手段で探検隊を混乱に陥れていく出番です。
フィールドは北極圏のため定期的にホワイトアウトが起こり視界が悪化します。
その際にあなたは他の探検隊を暗殺する絶好の機会が訪れるかもしれません。
直接刃物で切り刻んでもよし、遠くから弓で暗殺するもよしです。
しかし、人狼側の仕事としては探検隊の暗殺だけに留まらないのが本作の最大の魅力。
あくまでこのゲームの目的は探検隊が船を移動させ目的地に到達することが目的ですから、それを邪魔するべく様々な手段を人狼側は行使していくことができます。
まず船の移動には石炭が必要です。探検隊は船から降りて石炭を拾いにいき、拾った石炭を船の貨物に入れ、そして船を移動させる際には石炭を燃やす必要があります。
一方で、人狼側としてはここでいくつか探検隊側に隙が生まれれば邪魔していくことが可能です。
石炭を拾いにいく際に単独行動になった探検隊がいたら暗殺するもよし。備蓄してある石炭を盗んでしまうのもよし、またプレイヤーは時間の経過と共に空腹になりますから、食べ物を盗んだり自分で食べてしまったり、こっそり腐ったたべものとすり替えたりなど、邪魔の仕方は無数に存在します。
この辺の邪魔するシステムは面白いですね。ただ暗殺するだけのゲームよりも、探検隊側に目的を設定して、それを阻止していくという仕様はよく考えられてるなぁと。
デメリットは「8人必要だから身内だけでプレイするには敷居が高い…」
本作は8人で行うパーティーゲームのため、友達とボイスチャットを使ってプレイすれば盛り上がること間違いなしの作品となっているものの、8人も身内を集めるのが至難の技であり、人数集めの段階で難易度が高いプレイをしなければならない点にあるのかもしれません。^^;
また、野良でのプレイも可能ですが、日本人プレイヤーが現状は少ないとSteamレビューでは書かれていました。
本作は日本語対応なのですが、ゲーム形式上、やはりボイスチャットを使ってプレイするのが醍醐味とも言えるもので、外国人が多く日本人が少ないといった点で野良でプレイするには少し敷居は高いものになってしまいます。
もっと日本人プレイヤーが増えてくれたら、ボイスチャットを使ってプレイする上で最高に盛り上がる、ゲーム設定はとてもユニークで面白いゲームなのですが、少しこの辺が残念なところですね…。
個人的には人狼ゲームも好きですし、北極圏でのサバイバルゲームと人狼を掛け合わせた設定はとても興味を引かれるものでしたが、8人もリア友を集めるのは筆者のような友達少ない(泣)人間には難しすぎたため、購入を見送ってます。
もし日本人プレイヤーがもっと増えてくれて、野良でも楽しめるようになれば、筆者も購入してプレイしたいなと思いました。
また、英語がある程度話せるゲーマーさんであれば外国人とのボイスチャットなど、英会話の勉強もかねてプレイできる点はむしろ魅力になるのかもしれないなと思います。
最終更新日:2022年10月5日 (運営者情報)