「Kingdom Come: Deliverance」圧倒的な没入感を味わえるオープンワールドRPG!まるで映画を見ているような気分を味わえる新作PCゲームです!

中世ヨーロッパが舞台になっているアクションRPG!オープンワールドで描かれた世界と濃厚なストーリーはまるで映画を見ているかのような気分にさせプレイヤーをゲームの世界へと没頭させます。ゲームとしてもベーシックで遊びやすいため様々な人におすすめ出来る新作パソコンゲームです!

 

まずはこのおすすめ新作PCゲームの公式動画からご覧ください!

 

中世ボヘミアの世界を見事に描いた大作PCゲーム

 

『Kingdom Come: Deliverance』は中世の東欧に実在したボヘミア王国を舞台とする

オープンワールドRPGです。

 

臨場感が凄まじいストーリーが存在し、

プレイヤーは世界へと没入しながら楽しむ事ができるでしょう。

 

人々の装束や生活ぶりから文化レベルが垣間見える作りは

細部に注目すればするほど目を奪われるはずです。

総予算36ミリオンダラー(1ドル100円換算で36億円)をかけて開発されたのも

頷ける作りとなっています。

 

今回は超大作として主に海外で話題の新作PCゲームについてじっくりと見ていきましょう。

 

臨場感のあるオープニング

 

本作を開始するとオープニングムービーが始まり流れるように本編が始まるのですが、

この映像だけでも世界感をひしひしと感じることになるでしょう。

 

町の様子、人々の装束や生活感などまるで映画です。

ゲームにおいて「まるで映画」というのは

時としてムービーが多すぎることを揶揄する表現にもなるものですが、

本作のムービーは非常にクオリティが高くむしろゲーム内世界への没入感を高めてくれるでしょう。

 

そんな本作の主人公はただの青年だったりします。

 

主人公は鍛冶屋の父と主婦業に勤しむ母をもち、もう日は高いというのにすやすや眠っています。

そんな彼に父親が起こすよう母親に促すところから物語が始まるのです。

 

このときの主人公はまるで

(うわぁねみい…もう昼かよマジか~母ちゃん来たっぽいなーそれにしてもめっちゃ眠い…)

とでもいうような感じで起き上がります。

こんな光景に身に覚えのある方も多いかもしれません。

 

開発会社はチェコのゲームスタジオ

 

本作の開発を手がけるのはチェコのゲーム開発会社「Warhorse Studios」です。

 

2K Gamesのチェコにあるスタジオ2K Czechでゲームデザイナーとして活躍していたダニエル氏

Altar GamesやCodemasters、Bohemia Interactiveでプロデューサーとして活躍していた

マーティン氏が2011年に設立したスタジオとなります。

どちらもゲーム業界におけるベテランといえるでしょう。

 

そして同スタジオにおける代表作が本作『Kingdom Come: Deliverance』となります。

本作のプロジェクトは2009年から始まっており、スタジオ設立以前から構想が練られていました。

 

2012年に公式アナウンスを表明した後、

2014年にはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募りα版やβ版の開発を得て、

ついに2018年に全世界へ正式リリースと相成ったわけです。

 

2009年から数えると開発期間は9年になりますし総予算も大きいため

インディースタジオながらその規模は大作といっても差し支えないでしょう。

 

生々しく描かれる1つの世界

 

本作は魔王に勇者が立ち向かうとか世界の滅亡を救うとか、

そういった目的が始めから設定されているわけではありません。

鍛冶屋の息子である主人公は起床すると父親からお使いを頼まれることになります。

会話の内容も以下のように生々しいものです。

 

おやじ「木炭が足りないから市場で買ってきてくれ」

むすこ「いや金ないんだけど」

おやじ「あー、金はクネッシュのやつがウチにツケてっからそれ回収してくれ」

むすこ「あの酔っ払いかよ…会いたくねえ~」

おやじ「お前ももう大人なんだからいけるいける。払わないならケツに釘打つぞって言っとけ」

むすこ「そう伝えたら喜ぶだろうな。あとは?」

おやじ「あとなぁラッドジグ卿の剣のクロスガードも受け取ってくれ」

むすこ「金と木炭とクロスガードだな」

おやじ「それとエールだ。帰りに酒場によってあの子に会いに行くんだろ」

むすこ「あの子はビアンカっつうの」

おやじ「そうか。とっとといけ」

 

会話の内容を振り返ってみると、冗長な部分が多々みられます。

ゲームらしいお使いクエストを考えてみると次の一文で済むはずです。

 

おやじ「金をクネッシュから回収し、市場で木炭を買い、

ラッドジグ卿の従者から剣のクロスガードを取って来てくれ」

むすこ「はい/いいえ」

 

ややこなすことは多いですが、ゲームとしてはこれだけで十分です。

もしくは金を回収した後に新しく木炭を購入するというクエストが

連鎖的に発生するという形が普通といえます。

 

ですが本作では上のような会話を必要とするのです。

 

 

ではなぜ冗長な表現を取り入れているのかというと、それは臨場感をより強化するためでしょう。

まるでそこに登場人物が存在し、そこに1つの世界があるようにプレイヤーへ思わせてくれるのです。

 

これこそ無味乾燥なゲームプログラムに命を吹き込む「演出」もしくは「脚本」の力といえます。

そしてそれはゲームというよりは映画で頻繁に取り入れられる表現手法です。

 

本作は「まるで映画」という表現がしっくりくる新作PCゲームです。

またその要素は決して陳腐で退屈なものではなく、

生々しく生気に溢れているため次第に作品世界へ没入することになるでしょう。

 

ただ2018年3月現在、対応言語は「英語・フランス語・ドイツ語」の他、

計10ヶ国語となっており日本語非対応です。

もし英語でプレイするならプレイヤー自身の英語能力が試されることになります。

むしろ英語の勉強がてら遊んでみるのも良いでしょう。

 

ベーシックな戦闘システム

 

敵との戦闘システムはオープンワールド系FPSのゲームとしてベーシックなものとなっています。

特に珍しい作りというわけではないので、

同種のゲームを遊んだことがあるならすぐに慣れることができるでしょう。

 

操作方法は以下のようになります。

 

・左クリック:強く遅い攻撃

・右クリック:弱く速い攻撃

・Fキー:蹴り、敵との距離を開けるさいに有効

・Tab:ロックオン

・Qキー:ガード

・マウスを振る方向:攻撃時に前後に振ると前に攻撃、横に振ると横に薙ぐ攻撃ができる

 

また、各アクションを取ったり攻撃を受けるときにスタミナを消費します。

スタミナは時間経過やアクションを取らずにいることで回復し、

スタミナが尽きたときに攻撃を受けるとヘルスが減るという形です。

いわゆるシールドのような役目を果たしているといえるでしょう。

 

なおヘルスが無くなるとプレイヤーは死亡します。

 

それから強烈な攻撃を受けるとあっという間にHPが減り、

防具を装着していない状態で剣や弓による攻撃を受けたら致命傷を負うことになるでしょう。

 

息を飲む物語が展開されていく

 

本作は特にストーリー部分がしっかりと構築されているため、

どんどん物語に引き込まれて行きます。

 

実際のボヘミア王国における内乱を描いているのですが、

この内乱っぷりがなかなか残酷に描写されており容赦ありません。

 

決して残酷描写に特化しているわけではないのですが描くところは描いているので

逃げようとする平民をざっくざっく切り殺す兵士の姿などをみることができるでしょう。

人によっては目を覆いたくなる光景が次々と繰り広げられていきます。

 

ですが、だからこそ物語としての完成度が高く、

プレイヤーはその展開から目が話せなくなるものです。

 

死体の無い虐殺は存在せず、残酷な光景の無い略奪はありえません。

先述したような生活観のある会話に加え、

状況描写も優れて高いレベルでされているといえるでしょう。

 

通常のオープンワールド系の作品では味わえない濃厚な物語にたっぷりと浸かることができるはずです。

 

食事もしっかりとろう

 

オープンワールド系の作品でお馴染みの空腹度も導入されています。

空腹になってしまうとスタミナの上限値が減ってしまうので

しっかりと食事をする必要があるのです。

 

そしてこの食事の内容なのですが、しっかりと時代や文化が反映されている点も見過ごせません。

チーズやパン、ローストしたダックなどのボヘミアな食事を食べていきましょう。

 

時間を忘れてプレイしてしまうアクションRPG!

 

このPCゲームはストーリーが濃厚なオープンワールドRPGです。

映画のようなムービーが豊富で、かつその内容が上質なため

じっくりと見入ってしまうかもしれません。

 

台詞回しや状況描写が秀逸で時代考証もしっかりとされているので、

没入感は凄まじいものとなります。

ゲームで遊んでいるとつい時間を忘れてしまうでしょう。

 

ゲーム部分はベーシックで遊びやすいものとなっているため戸惑うことなく楽しめるはずです。

資金と時間をたっぷりかけて作られた秀逸な新作パソコンゲーム『Kingdom Come: Deliverance』。

steamで簡単に購入できるのでぜひプレイしてみて下さい。