古代ローマ帝国時代を舞台とした本作は当時存在した「ローマ」「ギリシア」「蛮族」の3つの巨大な勢力で戦うストラテジーゲームとなっています。各軍についてかなり詳細に調べられているので、歴史を奥深く学べること間違いなしの無料でできるおすすめオンラインゲームです!
まずはこちらの公式動画をご覧ください!
大規模戦闘再び!「Total War: ARENA」ゲーム概要
「Total War: ARENA」は、
「SEGA」の傘下にあるゲーム会社「Creative Assembly」が開発を手がけ、
パブリッシャーの「Wargaming.net」から配信されている
基本プレイ無料のオンラインストラテジーゲームです。
「Shogun Total War」に始まり、
約17年間続いたシリーズの最新作として登場することになる「Total War: ARENA」は、
「Wargaming」が支援するプログラム「Wargaming Alliance」の援助を受けながら製作されています。
シリーズ最大の特徴である大人数での壮大な戦闘シーンはそのままに、
現代のゲームに相応しいグラフィックを備えているのがポイントです。
古代の英雄が大集結!「Total War: ARENA」の世界観
このおすすめオンラインゲームの舞台は古代ローマ帝国の時代です。
登場する勢力は「ギリシア」「ローマ」「蛮族」の3つで、
それぞれが特徴的な戦闘スタイルを持っており、有能な「英雄」を抱えています。
プレイヤーは自分が好きな勢力や英雄を選び、戦乱の中に身を投じることになるのです。
各勢力が抱える「英雄」には成長要素があり、
レベルアップすることによって特殊なスキルが発動できるようになります。
また、軍隊は支給する武器や鎧を強化していくことでより強力なユニットへと変貌を遂げるので、
攻撃を優位に進められるようになるでしょう。
もちろん各プレイヤーの「戦術」こそが勝敗を左右する一番大きな要素であるのは言うまでもありません。
現代の戦争とは違い、
「人間対人間」という肉弾戦が主流だった古代の戦闘を見事にシミュレーションした本作は、
実在した名将や英雄になって戦いを繰り広げることができる
「歴史シミュレーション」的な要素も兼ね備えた作品だと言えます。
勢力大解剖!「ギリシア」編
現代のギリシアは平和でのんびりとした場所という印象を受けますが、
古代ギリシアは強大な軍事力で400以上の都市国家を従える一大勢力でした。
自分の身長の2倍以上もある「サリッサ」いう槍を使いこなす「マケドニア長槍兵」や、
遠距離攻撃が得意な「ロードス投石兵」、
そしてエリート中のエリートが揃っている重装兵「ヘタイロイ」が所属しており、
その戦力は絶大です。
ギリシアに属している最も有名な英雄は「レオニダス王」で、
彼は「スパルタ」の象徴とも言える存在です。
彼が従える軍隊は全ての攻撃に対して有効な強固な盾を装備しているので、
相手にする場合は攻撃方法を工夫しなくてはなりません。
さらにギリシアには瞬発力が高く、知性と勇敢さを兼ね備えた「ミルティアデス」や、
マケドニアの覇者と言われた「アレクサンドロス大王」などの屈強な英雄が所属しており、
彼らも戦場では大いなる脅威となることでしょう。
勢力大解剖!「ローマ」編
映画「グラディエーター」でも取り上げられた勢力であるローマ帝国は、
重装備を扱う兵士や強力な砲弾を扱う砲兵を持っており、
さらに機動力が高い騎馬兵も数多く所有しています。
ヘルメットが特徴的なローマ兵は敵の防御を切り裂く能力に長けているので、
彼らを相手に防衛を続けることはかなり難しいでしょう。
最も注意しなくてはならないのは、上空から降り注ぐ重槍の集中攻撃です。
ローマにはここ日本でも知名度が高い英雄「ユリウス・カエサル」が属しています。
彼は兵士全体を鼓舞する特殊なスキルを持っており、
展開しているユニット全体の戦闘能力を上昇させるので、相手にする場合は要注意です。
さらにローマには重装歩兵の指揮官として名高い「ゲルマニクス」や、
死をも恐れぬ兵達を率いて敵の防御を突破する「スキピオ・アフリカヌス」が属しており、
戦場で猛威を振るいます。
勢力大解剖!「蛮族」編
「ギリシア」と「ローマ」にとって未知の存在だったケルト族は、
蔑視する意味を込めて「蛮族(野蛮な民族)」と呼ばれていました。
当時のヨーロッパでは彼ら「蛮族」の暮らしや戦闘はあまりにも「原始的」に見えたのでしょう。
ただしその戦闘能力は非常に高く、
特別に訓練した「軍用犬」も持っているので、
迂闊に戦闘を挑むと手痛い反撃を食らうことになるはずです。
「蛮族」の兵士は武器と盾以外の装備品を身につけなかったため、
「裸の戦士」と呼ばれていました。
戦場で身を守るものを装備しないという異様な外見は、
当時のギリシア兵やローマ兵には恐ろしい光景に映ったことでしょう。
死を恐れぬ格好と、
敵を恐怖に陥れる「咆哮」が「裸の戦士」最大の武器で、
森林地帯などでのゲリラ戦では高い能力を発揮します。
「蛮族」には部族の統一を目指して戦った英雄「アルミニウス」や、
死をも欺く特殊な能力を持った「ウェルキンゲトリクス」、
紅一点の女性戦士でありケルトの女王でもある「ブーディカ」が属しており、
一風変わった戦いで相手を翻弄します。
歴史を愛するファンに考慮したインターフェースを実装
古代ローマの時代まで遡ってしまうと、文献や情報が非常に制限されてくるため、
当時の戦闘様式や戦士の風貌、戦力全般のデータ化には様々な困難が付きまといます。
「Total War: ARENA」では実在した勢力と人物が登場するため、
開発には細心の注意が払われています。
製作開始から4年という歳月が経過してしまったのも、
ひとえにこの「情報量問題」があったからでしょう。
さらに本作の歩みを遅らせてしまった要素の一つが、
「歴史通のヘビーユーザー」という存在です。
彼らはβ版の段階である本作に対し、
「軍隊の詳細などの情報量が不足している」とクレームを入れたのです。
そこで本作ではこの歴史に詳しいヘビーユーザーを納得させるため、
開発チームが調査した「現在知りうる限りの情報」をインターフェースに実装することにしました。
この機能はプレイヤーが特定のレベルに達すると表示されるようになっているので、
ゲームを進めると自軍の詳しいデータを閲覧することができます。
「Total War: ARENA」は、こんな人にオススメ!
開発に長期間を費やしている「Total War: ARENA」は、
古代ローマ帝国の時代にあった戦闘を
リアルに体験できるシミュレーションゲームでもあります。
百人単位で構成されているユニット同士がリアルタイムで激突して戦う様子は、
多くのストラテジー好きユーザーを虜にすることでしょう。
実在の勢力と実在した英雄を操ることができるので、
歴史に詳しくなれるという教育的要素も持っているのがポイントです。
現時点ではまだオープンβ版のため、
今後の開発状況次第では追加要素が出てくる可能性がありますが、
本作の基本となる攻防戦は既に完成形に近づいているように感じられるので、
それほど大きな変更点はないでしょう。
定期的なアップデートで改善点を補強してきている本作は、
来年には正式に遊べる状態になるかもしれません。
「Total War: ARENA」は、
古の戦闘をリアルに体験してみたい人に是非薦めたい壮大なおすすめオンラインゲームです!