第二次世界大戦の米国の「フライングタイガース」と呼ばれた義勇軍がメインのオンラインゲームです。日本の空軍を相手に中国を守り抜きます。東南アジア各地での史実に沿った戦いや、機体、気候など徹底した再現度が魅力です。シューティングゲーム初心者でも楽しめるように射撃の精度を高めるシステムもあるPCゲームです。
激しい空中戦の様子が見れる映像はこちらから!
第二次世界大戦で活躍した「フライング・タイガース」として
『Flying Tigers: Shadows Over China』は2015年8月から早期アクセスタイトルとして配信されていた
中国を舞台としたフライトシューティングゲームで、2017年5月末には正式にsteamから発売されました。
本作では実在した第二次世界大戦のアメリカの航空部隊である「アメリカ合衆国義勇軍」、
通称「フライング・タイガース」が主軸として描かれており、襲いくる日本の空軍から中国を守る姿を再現しています。
Windows向けに1,480円で発売中ですが、パラダイス島というダウンロードコンテンツと
ゲーム内で戦闘を彩るBGMが収録されたサウンドトラックが付属した
『Flying Tigers: Shadows Over China Deluxe Edition』は1880円で販売が行なわれています。
ゲームモードは「フライング・タイガース」の活躍と軌跡を追うシングルプレイのキャンペーンの他に、
チャレンジミッションや敵である日本軍も使用可能なスカーミッシュモードの「ドッグファイト」、
さらにフリーフライトも用意されマルチプレイヤー対戦にも対応しています。
本作は海外のゲームですが、仕様として日本語にも対応しており、
「ドッグファイトモード」では日本軍の無線音声は、そのまま日本語で話されます。
ゲーム自体は低価格ながら、グラフィックは超美麗に作られており、
空を飛び回る機体を動かしているだけでも爽快感が味わえるほど優美な光景になっています。
そのグラフィックに加え、プレイヤーのカメラ視点が外側から機体を見渡せる視点(所謂TPS)と、
コックピット内からの視点(FPS)の2つで楽しむことが出来るため、臨場感のある空中戦を楽しむことが出来ます。
プレイヤーの敵は日本軍
アメリカが極秘に組織した義勇軍は「FLYING TIGERS(フライングタイガース)」と呼ばれ、
第二次世界大戦の中国、ビルマ、インドを中心にして航空戦闘をおこなった部隊で、
プレイヤーは連合軍のパイロットとなってその戦いに参戦します。
空中では爆発する機体、光る曳光弾、燃えるパラシュート、火災を起こす飛行機など、
油断を許さない命がけの戦いが繰り広げられており、プレイヤーは第二次世界大戦中の東南アジアの空を舞台に、
飛行機のパイロットとなって、奇しくも日本軍との戦いを行ないます。
米国義勇軍や王立空軍、合衆国陸軍航空軍のパイロットとなり、空中に存在する味方の戦闘機隊や輸送機編隊、
爆撃機の機関銃手たちと、襲い来る日本軍の機体を撃ち落としていくことを目的としています。
正面からの打ち合いから、背後に回っての爆撃作戦など、
中国軍の命運を握る戦闘に勝ち抜くために日本軍との死闘を繰り広げていきます。
独自システムで初心者にも優しい
本作でプレイすることの出来るミッションには日本軍によるラングーンへの爆撃戦、
フライングタイガースによる中国「昆明」での初めての戦闘、サルウィン渓谷での戦い、
ヒマラヤ上空を舞台とした輸送任務、ミャンマーの「トングー」での戦闘訓練や、
マレーシアでの「マラヤ奇襲」など、史実に基づいたミッションをプレイすることができます。
プレイヤーが遂行するミッションは東南アジアを舞台に繰り広げられた死闘がほとんどで、
空対空戦闘や爆撃作戦のほか、空からの偵察任務、対艦攻撃、
そして、夜間作戦など、リアリティのある様々な任務に従事することとなります。
本作では『TrazerTime』という独自の機能を採用しており、激しくスピーディな戦闘の中で、
このシステムを発動させると時間の流れを遅らせることができ、射撃の精度を上げることができます。
また、パソコンゲームのシューティングシュミレーションで難しいとされるコントロールも
キーボードとマウスを使った簡単操作で行なえるようになっており、
必要であればゲームパッドやスティックを使用してのプレイもできるなどの配慮もされています。
本作に登場する機体は日本軍機と連合軍機は合わせて20機を超えており、
戦闘機の充実性に加え、東南アジアの熱帯雨林の気候を再現するなど、
様々な部分にプレイヤーを没入させるポイントが隠されています。
それぞれの機体やミッションなどは追加課金などをする必要がなく、
最初の購入費だけで十分に楽しめる内容になっています。
『Flying Tigers: Shadows Over China』の総評
この最新オンラインゲームはグラフィックがかなり綺麗で、機体の再現率が非常に高いため、
シューティングシュミレーションをプレイしたことがない人でもその臨場感を楽しめる様になっています。
また独自システムの『TrazerTime』があるため、シューティングが苦手な人でも、
意図的にスローかつ疾走感のある演出で敵を撃ち落とすことができます。
敵が日本軍ということで少しためらう部分もあるかもしれませんが、
ゲームとなるとそんなことは忘れて熱中すること間違いなしです。
戦闘中のBGMやそれぞれの地形も非常に綿密に作られており、戦闘をさらにリアルに再現するために一役買っています。
史実にも基づいているため、歴史好きな方にもオススメです。