「ヴァンガードプリンセス」可愛いキャラクターで戦う2D格闘ゲーム!独特のシステムが奥深いフリーゲーム!

2D格闘ツクールで作られたフリーゲーム「ヴァンガードプリンセス」。キャンセルがほとんどない珍しい格闘ゲームで、サポートキャラクターを駆使してコンボをしていきます。2vs2というのも珍しく他では体感できない格闘ゲームです。かわいいキャラクターが10人以上いるので何度でも楽しめます。

 

 

登場キャラクターが女性のみの格闘ゲーム!

ヴァンガードプリンセスは2009年6月26日に公開された、2D格闘ツクール2ndで作られたフリーの格闘ゲームです。
製作者はスゲノトモアキ氏。

 

本作に登場するキャラクターは全員女性です。

使用可能なプレイヤーキャラクターが10人・サポートキャラクターが4人おり、

プレイヤーとサポートからそれぞれ一人選び2on2で戦います。

システムと本作の特徴!

操作に使うボタンは弱攻撃・中攻撃・強攻撃・サポート・リフレクトの5つ。

ゲージは体力を表す体力ゲージリバティアーツと呼ばれる威力の高い必殺技を使うのに必要なスペシャルゲージ、サポートを行動させると消費するサポートレベルの3つです。

 

このゲームの特徴的な所は2つあり、1つ目はキャンセルがほとんど存在しない点です。

一般的な格闘ゲームと違い通常技にキャンセルがかからないものがほとんどで、通常技から通常技に繋げるチェーンコンボも1キャラクターしか持っていません。

なので通常技→必殺技のようなコンボが繋がることはそうありません。

 

2つ目はサポートキャラクターの存在です。

サポートキャラクターはプレイヤーキャラクターに付き添って動き、一定時間ごとに溜まるサポートレベルを消費して、サポートボタンとレバーの組み合わせによって攻撃を行わせることができます。

 

サポートキャラクターでのけん制・反撃・起き攻めなどがこのゲームの重要なポイントで、

コンボもプレイヤーキャラクターの通常技→サポートキャラクターの攻撃→プレイヤーキャラクターの必殺技…と連撃はサポートキャラクターを混ぜたものが基本になります。

防御システムも独特なものが2つあります。

1つ目はリフレクト。

 

プレイヤーキャラクターの攻撃に合わせて出すことでダメージを受けずに自身は即行動可能になる特殊防御です。

強力な反面判定が一瞬なのでタイミングを間違えると相手の攻撃がカウンターヒット扱いになり大ダメージを受けてしまいます。

 

2つ目はプロクシガード。

サポートレベルが1以上の時に少量消費することで、相手プレイヤーキャラクターの飛び道具とサポートキャラクターの攻撃を受け止めます。

プロクシガードに成功すると相手の飛び道具とサポートキャラクターの攻撃を全て無効化することができます。

サポートキャラクターの行動やプロクシガードは強いシステムですが、

サポートキャラクターが行動している時にプレイヤーキャラクターがダメージを受けるとサポートカウンター状態となり、

一定時間サポートキャラクターが使用不能になるほかサポートレベルも0になってしまいます。

 

サポートカウンターの時間は行動によって決まり、プロクシガードや弱いサポート攻撃を出していた時では短く、強いサポート攻撃を出していた時は長くなります。

プレイヤーキャラクター紹介!

・忽那ゆい…本作の主人公で、大きな木刀のような剣である神剣「サクヤ」の使い手。通常技のリーチが長く威力も高めで、シンプルで扱いやすいキャラクター。

・忽那はるか…ゆいの姉で魔法使い。威力の高い飛び道具を主軸に立ち回るので遠距離では非常に強いですが、近距離戦が苦手。

・リリス…小さい女の子だけど実は悪魔。このキャラクターだけ唯一ダッシュが出来ない欠点を持つ代わりに、高いダメージの打撃技とコマンド投げが非常に強力。

・ルナ姫木…ガン=カタがバトルスタイルの賞金稼ぎ。独自の構えから技を矢継ぎ早に繰り出せますが、クセが強く格闘ゲームに慣れている人向け。

・美留町くるみ…自称一般人の女の子。必殺技が一つしかない代わりに通常技を通常技でキャンセルできるチェーンコンボを持っており、サポートレベルの回復が全キャラクター中トップ。

・御殿谷サキ…真面目な剣道部主将。ゆいに似た必殺技を多く持ち、ゆいと比べリーチや威力で劣っているが発生速度では勝っています。

・氷桜かえで…過去の記憶を失った暗殺者。スピードが売りのキャラクターで通常技も性能が良い反面、防御力が低くサポートレベルの回復も全キャラクター中ワースト。

・ナタリアグリンカ…某国の軍人。パイルバンカーによる突進技とコマンド投げは隙は多いが当たれば高い威力を持っているパワーファイター。

・羽澄えり…政府軍の研究所から脱走した実験体の少女。優れた通常技と相手のガードを揺さぶる派生技によるラッシュ力の高さ、そしてコンボ火力が売り。

プレイしてみての感想

女の子しか登場しない本作ですが、ほとんどキャンセル行動がないためサポートキャラクターの攻撃を当ててコンボを始動する、

相手の攻撃が空ぶったところに反撃を入れる差し合いを意識しなければならない・プレイヤーキャラクター単体でコンボを決められるチャンスであるカウンターヒットを意識するなど、

ゲーム内容は見た目とは違ってかなり硬派な作りになっています。

 

ただ前述した通りキャンセルコンボが出来ないため、必然的にコンボ操作量が少ないゲームとなっています。

そのため、最初に覚えることも少なく格闘ゲーム初心者の方も楽しみやすくなっています。

 

シンプルな差し合い・立ち回りをするゲームなので格闘ゲームが好きな人はのめり込みやすいのではないでしょうか。

ヴァンガードプリンセスはネット対戦は実装されていませんが、非公式でネット対戦ツールがありますので友人とネット対戦するのもアツいですよ。