関西弁で喋るクマのぬいぐるみを追いかけると不思議な世界へ!?無料で遊べるほのぼのRPG「クミとクマ」はほのぼのとした中にも童話的な現実の厳しさなどが見えるストーリーが魅力です。クリアまでの日数制限があるのが特徴で、考えて行動する楽しさもあるフリーゲームです。ストーリーは適度な長さなのでお手軽なRPGが楽しみたい方におすすめのフリーゲームです。
「クミとクマ」ってどんなゲーム?
「クミとクマ」は2003年にタンクタウンからフリーソフトとしてリリースされました。
ジャンルは敵と戦闘しながらストーリーを追い、深まる謎を解き明かしていくRPGです。
ストーリー展開はほのぼのとした感じで、女性やお子さんでも楽しめる内容になっています。
一方で童話的な残虐さや厳しい現実も描かれており、読み応えのあるシナリオになっています。
プレイ難易度はそれほど高くなく、ゲームのボリュームも数時間でクリア可能なので、誰でも気軽に楽しめるフリーゲームだと言えます。
喋るクマを追いかけていると不思議な世界へ・・・ストーリー紹介!
主人公の「クミ」は8歳の女の子。
クリスマスプレゼントにクマのぬいぐるみ(グレ)を貰います。
不器用な母が作ったぬいぐるみはクミが思わず
「うわぁ・・・かわいく・・・ない・・・」と言ってしまうほど不細工でした。
「おいおい!初対面でいきなりぶっさいくはないやろ!」
突然ぬいぐるみが関西弁でしゃべりだしました。
びっくりするクミ。
動くところを見つかってしまったグレは部屋から逃げ出します。
それを追いかけるうちにクミは、不思議な世界に迷い込んでしまうのでした。
そこは「お菓子の国」。
お菓子の国では魔王が人々を苦しめていました。
突然登場した王様に国の危機を救う「救世主」と間違われたクミは、うやむやのうちに魔王退治の旅に出ることになってしまいます。
独特なゲームシステム
このゲームには日数制限があります。
クミがお菓子の国に迷い込んだ12月7日から12月24日までに魔王を倒さないと、時間切れでゲームオーバーになってしまいます。
宿屋などに泊まると日数が経過してしまうので、回復のタイミングを考える必要があります。
クミや他の人間のNPCは宿屋に泊まることで体力を回復できますが、グレはぬいぐるみなのでクミが裁縫道具で縫ってあげることで回復します。
魔王を倒す旅にでた一行ですが、始めのうちはまともに戦えるのはお供の騎士(ウェハース)しかいません。
子供のクミとぬいぐるみのグレは敵にほとんどダメージを与えられないので、特殊技能を使って戦うことになります。
のちのち武器を手に入れることで有効打を与えられるようになります。
強い武器の入手にはこの国の通貨「シュガー」が必要ですが、敵を倒しただけでは手に入りません。
凶暴な熊を倒した後にその毛皮をはぎとって、町の下取り屋で売却するなどして手に入れます。
ほのぼのとした話の展開に油断していると、突然残虐な要素を投げ込まれてドキリとさせられます。
戦闘はシンボルエンカウントによるターン制です。
敵は執拗に追いかけてこないので必要ない戦闘は避けることができます。
戦闘中にキャラ同士の会話イベントがあり、単調になりがちな戦闘シーンを盛り上げてくれます。
ストーリーとは直接関係のないサブシナリオも豊富に用意されおり、やりこみ要素も楽しめます。
まとめ
このゲームはキャラ同士の会話がとにかく楽しく、シナリオの出来も秀逸なのでどなたでも楽しめるゲームだと思います。
また本作は、テックウィンコンテストパークで銀賞を受賞しており、FREE GAME AWARDA2004でも入賞しているなど、高い評価を得ています。
お手軽にRPGを楽しみたいという方におすすめです。