2001年に初公開された名作フリーゲーム「シルフェイド見聞録」。本作はコマンドを選んで進めていく連載型アドベンチャーゲームです。シークエンス毎にストーリーが展開されており6シークエンスまであります。魅力的なキャラクター達が繰り広げるギャグが面白いがシリアス面もしっかりと作り込まれているフリーゲームです。
シークエンス毎に追加されるシステムで飽きないフリーゲーム!
名作フリーゲーム「シルフェイド見聞録」は連載型アドベンチャーゲームです。
ファンタジー世界「シルフェイド」を舞台としていて、コマンド選択によって話を進めていく無料ゲームです。
基本的にプレイヤーはコマンドを選ぶだけですが、選択によっていろいろと変わってきます。
全体的なストーリーは一本道ですが、いくつかの隠しイベントも存在しているため、何度でもプレイできるようになっています。
またシークエンスごとに新たなシステムが導入され、ユーザーを飽きさせない作りとなっています。
たとえばシークエンス3では好感度チェッカーといって、キャラの好感度を上げることができたり、
シークエンス4では戦闘システムが導入され、戦略的な戦いを楽しむことができます。
強烈すぎる個性を持ったキャラクター
シルフェイド見聞録は切れ味鋭いギャグが数多く、ハマる人はハマる中毒性の高い笑いが魅力的です。
主人公のエシュターを筆頭に脇を固めるキャラたちはみんな個性的であり、一度見れば忘れられない強烈な個性です。
たとえばエシュターに執着しているアルバートや生徒をゴミ箱に放り投げる先生、
口からいろいろなものを出すヒロインのシーナなど、他では類を見ないキャラが数多く登場しています。
またアルバートは作者の他作品「シルフェイド幻想譚」にも登場しています。
しかもゲストキャラではなく、主人公の仲間キャラとして使える形でです。
笑いあり、涙ありの強烈なストーリー
シルフェイド見聞録はギャグが多くちりばめられており、一見するとコメディのように思えます。
確かにコミカルアドベンチャーではありますが、シリアスなストーリーもしっかりと用意されており、それが不自然でない形で自然と挿入されているのです。
主要キャラクターには暗い過去が設定されており、たとえば主人公のエシュターには病気の妹を救えなかったという背景があります。
他にも貧困や人種差別、戦争など意外と思う要素がいくつも存在しています。
そうしたところが物語に深みを生み、数多くのユーザーから愛される無料ゲームになった一つの要因だと言えるでしょう。
まだストーリーは未完ですが、シークエンスごとにエピソードは完結しているため、問題なく遊ぶことが可能です。
現在はシークエンス6まで用意されています。いずれ新たなシークエンスを追加するかもしれないと作者自身も言っており、新たなエピソードを見れる日が来るかもしれません。
このゲームはセーブデータがなくてもパスワードさえ覚えていれば、続きから出来るようになっているため、
新しいシークエンスが追加されても最初から遊ぶ必要はありません。
そうしたユーザーに優しい配慮が施されているのもこのフリーゲームの魅力と言えるでしょう。