「ウルティマオンライン」古いゲームだと侮るなかれ!オンラインゲームの基礎が詰まった名作MMORPG

オンラインゲーム黎明期であった1997年にサービスが開始されたMMORPG「ウルティマオンライン」ただ戦うだけじゃなく自分の好きなようにスローライフを送ることも可能な本作。オンラインゲームの基礎となる部分が多く今なお多くのプレイヤーに遊ばれている。

 

 

 

レベルがない!?自分の行動でキャラクターが成長!

このPCゲームでは”スキル成長システム”を採用しています。

経験値やレベルの概念は無くプレーヤーがゲーム内で行った行動に関わる能力とスキル値が上昇します。

 

各スキルやステータスはトータルのポイントが決まっていてどれだけ頑張っても能力を

ALL100にすることはできません。

その為、キャラクターの育てたい方向を考えながら行動を行う必要があります。

ブリタニア(ウルティマにおける首都)での過ごし方は自由!何をしたってOK!!

戦士や魔法使いを目指して狩りや修練をする人。

鍛冶屋や服屋さんで生産する人。

街の中を流れる川に座り込んで魚釣りしながらチャットを楽しむ人。

いろいろな人がそれぞれ好きな事をしていました。

自分のやりたいことだけをこのオンラインゲームでは好きなだけできます。

 

スキルを組み合わせて自分に合った職業を見つけよう!

伸ばすスキルの組み合わせで職業が決まります。

例として、「剣術」+「戦術」+「解剖学」=剣士

「治療」+「解剖学」=ヒーラー

など習得したスキルの組み合わせと習熟度によってキャラクターの称号に職業が自動的に書き込まれることになります。

 

 

「料理人」「スリ」「漁師」「魔法使い」「動物使い」「ネクロマンシー」「鍛冶屋」「服屋さん」「薬剤師」…

組み合わせはたくさんあり複数の職業スキルを組み合わせることも当然できますが、

スキル値の上限が決められている関係上ある程度やりたいことを絞るのをオススメします。

 

あえてワルの道を選ぶ!?徳とPK

このPCゲームのベースとなった「ウルティマ」の世界感では「徳」という概念が重要なファクターになっています。

死体を漁って荷物を盗んだり、他のプレーヤーを攻撃したりすると

徳のマスクステータスが下がりプレーヤネームが灰色や赤になり「ならずもの」認定されます。

徳が著しく下がると町の施設が利用できなくなったり、賞金首になったりとデメリットは多いです。

 

あえて徳を気にせずPK(プレーヤーキラー)として生きる道もあります。

町の施設が使えず装備が買えなくてもPKのギルドの中で生産のサイクルを作ったり、

プレーヤーからの戦利品を使えば問題はありません。

 

ゲーム内ではPKを狩るPKK(プレーヤーキラーキラー)軍を作ってPKを狩りだす大規模な動きもあったりしてPKは、

このゲームを遊ぶうえで欠かせないスパイスでした。

PKが怖い人も大丈夫!プレイスタイルに合わせた無数のプレイワールド

PKはスパイスと書きましたが、当然嫌われる行為だし思うように狩りができないことを快く思わないユーザーもいて、PK禁止の「トランメル」という平行世界ができました。

また長いウルティマオンラインの歴史とともに冒険をテーマにした「イルシェナー」

高難易度ダンジョン「マラス」、和風な「徳之諸島」、エルフの暮らす街「ハートウッド」

ガーゴイルの国「テルマー」などたくさんの平行世界が存在してプレイスタイルに合わせていろいろなところで遊ぶことができます。

 

 

古くて新しいウルティマオンライン

1997年からサービスが開始され今日もバージョンアップを繰り返しながらサービスが続く歴史あるオンラインゲームであるウルティマオンライン

 

古いゲームなのでグラフィックは確かに古臭いし、派手なエフェクトなどがあるわけではないのでどうしても地味な印象を持ってしまうでしょう。

ですが、ゲームシステムやインターフェイスは15年以上たったいまでも斬新で、星の数ほどある後発にサービスを開始したMMORPGの追随を許さない完成度だという声も多いです。

 

 

「ゲームはグラフィックでは無い」とよく言われることですが、

このウルティマオンラインの為にあるような言葉だと思えるほどの出来です。

 

自分で遊ぶことを日々考えていくというオンラインゲームの本質的な面白さが体感できます。

古いPCゲームだからこそ、

あえてこれからオンラインゲームを始めてみようとしている人にぜひ一度体験していただきたい作品です。